■[横手の伝統食編]甘酒
こうじの文化が盛んな横手では、昔からよく家庭で作られてきた甘酒。2月に行われるかまくらでも振る舞われ、寒い冬にぴったりの飲み物です。今回は、炊飯器を使った簡単レシピを紹介します。
▽材料(4人分)
米こうじ(生)…400グラム
水…500cc
▽作り方
(1)炊飯器に米こうじを入れ、水(冬はぬるま湯でもよい)を注いで混ぜ合わせる。
(2)炊飯器を『保温』にセットして、6時間保温する。
(3)完成した甘酒には米粒が残っているので、お好みでミキサーにかけてもよい。
▽調理のポイント
甘酒の甘みは、米のでんぷんがこうじ菌の働きによってブドウ糖へと分解されることで生じます。こうじ菌は60度を超えると死滅してしまうため、途中3回ほどかき混ぜて温度を調整してください。今の時期は、ショウガの絞り汁を入れても体が温まりおいしいですよ。甘酒は、みそや酢と混ぜてお浸しにかけるなど、いろんなアレンジができます。
(レシピ紹介 佐藤みえ子さん)
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