■平和観音像(横手地域) 昭和42年(1967年)
上の写真は、昭和42年に平和観音像前で行われた戦没者慰霊祭の様子です。同像は満州事変、ノモンハン事件、日華事変、太平洋戦争などの戦禍に倒れた方々を祀(まつ)るとともに、平和への祈りをこめて、横手公園赤土広場北側の高台に昭和40年に建立されました。建立には市遺族会や市社会福祉協議会などの関係団体をはじめ、市民の皆さんからも多くの協力があり、台座含め4・78メートルの高さと容姿端麗なその特徴から、当時東北第一の石像といわれていました。
ロシアによるウクライナ侵攻など、世界では現在も戦争で苦しむ人が大勢います。横手公園を散策する際は少し足を延ばして、改めて持続可能な平和の実現に向けて祈ってみてはいかがでしょうか。
・現在の平和観音像。傍(かたわ)らには、戦争により亡くなった方々の名前を刻んだ『やすらぎの塔』も建てられています
※写真は、本紙またはPDF版19ページをご覧ください。
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