じゅうおうむじん
横手の地で夢を描く人を紹介します。
■人と出会うことで人生は変わる
納豆研究家 古屋和久さん
Profile(ふるやかずひさ):大雄地域出身。昭和34年、『大雄納豆製造所』として創業した納豆屋『ふく屋』の3代目社長。寝ても覚めても納豆のことを考えている納豆研究家。食べ歩きが大好きで、納豆の可能性を見出すために日々研究中。
ちょっとぜいたくな納豆として注目されている納豆専門店『二代目福治郎』の店主古屋さん。「今年で開店20周年。ここまでの道のりは平坦なものではありませんでした」と回顧します。創業当時の納豆業界は安売り競争が激化。大手の価格に対抗することが難しく、経営危機を打開するために模索し、たどり着いたのが『最高の大豆で最高の納豆を作ること』でした。前例のないこの挑戦が、高級納豆誕生のきっかけとなりました。
国産大豆を使った「こういう納豆を待ってました」という声は、今でも忘れられない、手応えを感じた一言だったそうです。「商品は出会った人の声や思いが形になったもの。おいしい大豆を作りたい生産者と、おいしい納豆を食べたい消費者をつなぐ存在でありたい」と出会いの縁に感謝する古屋さん。自ら全国各地の催事会場へ足を運び、来場者と対話することにやりがいを感じているそうです。
「経験は財産」と話す古屋さん。地元小学校からの工場見学や納豆作り体験を受け入れています。「横手産の豆を収穫し、その豆で納豆を作って食べる体験の場を提供したい」と今後の展望を熱く語ってくれました。
・店舗に出てお客様の声を聞くことと、商品を通じて元気を与えることが私の役目です
・納豆は鮮度が大事。大豆本来の味と香りを横手から全国の食卓へお届けしています
・心と心をつなぐニュースレター。商品に愛着を持ってもらえるよう心を込めて作成しています
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