ふるさとタイムマシン vol.105

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■鍋ヶ沢(なべがさわ)牧場(山内地域)　昭和43年頃(1968年頃)
上の写真は、昭和43年に当時の山内村の畜産振興の拠点として開設された『鍋ヶ沢牧場』です。夏山冬里(なつやまふゆさと)酪農として、夏の間は飼養する牛を山間部の牧場に放牧し、冬は山を下り牛舎に戻して飼養する方式を取り入れ、同村が夏場の放牧地として整備した公共牧場です。公共牧場とは、畜産農家の労働負担の軽減や不足する飼料基盤の補完などを図るため、自治体などが畜産農家の飼養する乳用牛や肉用牛を一定期間預かり、放牧などを通じて飼養管理を行う牧場をいいます。秋田県には19の公共牧場が存在し、横手市では同牧場のほかに増田地域の外そと畑はた牧場があります。鍋ヶ沢牧場では、60ヘクタールの広大な土地に現在20頭の肉牛が放牧され、順調に生育しています。

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