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大局観で今を… 歴史好き市長のつぶやき〈第103回〉

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秋田県横手市

横手市長 髙橋大

7月18日から秋田空港と横手市を結ぶ予約制の乗り合い送迎車『よこてWARP(ワープ)』の運行を開始し、全国的にも珍しい取り組みとして報道されました。ぜひご利用ください。
さて、平安時代末期、平泉藤原三代秀衡(ひでひら)と黄金文化にちなみ名付けられた『秀衡街道』は、特集の秋田自動車道と同様に北上市と横手市を結んでいます。その秀衡街道を『御街道(おきゃど)』と呼んでいたことを私は覚えています。道は古来『御路(みち)』と表記され、『ち』は『あっち、こっち、どっち』のように方向や場所を意味しています。今は当たり前のように道を使っていますが、街道と路にはどちらも『御』が付いているので、昔の人はありがたく尊いものと考えていたのでしょう。
先月終了した市政懇談会『おじゃまします市長の髙橋です』では、『50年後100年後の横手市に向け』をテーマに開催しました。人口減少は続いていますが、希望がかなうまちの実現や人生100年時代を豊かにすること、魅力ある横手市を目指すことなどを話しました。質疑の一部を紹介しますと、移動手段のお尋ねがありました。横手全域の移動をカバーするため、路線バスだけでなく、自宅と目的地を結ぶデマンド交通や循環バスなども運行しています。さらなる利便性向上のための見直しを継続的に進めていきます。まだまだ道半ばですが、これらの実現に向けて取り組んでいきます。

道…中国から来た漢字の『道』の部首は『進む』の意味で、つくりの『首』は方向や目的地を表すといわれ、茶道などの『道』は目標に向かって進み極める意味がある。

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