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秋田自動車道4車線化工事が始まっています

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秋田県横手市

-東日本高速道路株式会社東北支社横手工事事務所でお話を聞きました-

東北自動車道を介し、東北主要都市および首都圏と秋田を結ぶ秋田自動車道(北上JCT(ジャンクション)~能代IC(インターチェンジ))は、全長約170キロメートルの道路です。断面交通量(上下線のある地点を通行する車両の交通量)が一日平均約7千台と、多くの車両が利用しています。また、福島県相馬市を起点とした東北中央自動車道および新潟県新潟市を起点とした日本海東北自動車道と接続し、秋田県内全域の高速道路ネットワークを形成しています。東日本高速道路株式会社東北支社横手工事事務所では現在、秋田自動車道北上西ICから大曲ICにある暫定2車線(延長42・8キロメートル)を4車線にする『4車線化事業』を行っています。

■秋田自動車道を4車線化することで期待される効果
▽交通事故発生時や大雪時でも通行止めになりにくくなります
交通渋滞が緩和され、急ブレーキによる追突事故や、中央分離帯突破などによる重大事故の減少が期待されます。また、積雪時は排雪作業に伴う通行止めが削減されます。

▽地震・台風などの災害被害時でも早期の通行止め解除が可能となります
災害時の人命救助や被災地支援の物資輸送には、円滑な交通の確保が求められます。被災のない車線を対面通行として開放し、迅速な応急復旧を行うことができます。また、周辺道路の通行が寸断された時には、高速道路が代替道路として機能します。

■山内PA(パーキングエリア)~湯田IC間の工事が始まっています
・令和3年から工事用道路の造成などの準備工工事に着手しました。現在は土砂の運搬、盛土や土地の掘削(くっさく)などを行う工事、トンネルおよび橋梁(きょうりょう)工事を実施しています。
・山内トンネル(全長2千439メートル)は、令和5年12月に掘削を開始し、令和6年6月末までに約340メートル掘削しました。
・黒沢川橋などの橋台(きょうだい)(橋の始点と終点を支える部分)や橋脚(きょうきゃく)(橋の途中を支える柱部分)の工事を進めています。

▽4車線化事業のイメージ
図の赤い部分の工事をしています
・盛土(もりど)部
・切土(きりど)部
・橋梁(きょうりょう)部
・トンネル部

■4車線化事業を知ってもらうための活動が行われています
▽PRルーム
令和5年7月29日より、イオンスーパーセンター横手南店2階に『秋田道4車線化PRルーム』が設置されました。秋田自動車道の歴史や工事現場のデジタルジオラマ、VR現場体験などが展示されています。見学は自由で、見学可能時間は同店の営業時間内(午前10時~午後8時)です。

▽現場見学会
6月15日、山内筏(いかだ)地区の皆さんを対象に、山内トンネルの現場見学会が行われました。今後も市民向けの現場見学会が定期的に行われる予定です。

■私たちも4車線化による効果に期待しています
大橋鉄工秋田株式会社 管理課副課長 照井雄太さん

秋田自動車道横手IC付近、横手第二工業団地内に位置する大橋鉄工秋田株式会社。同社で生産管理業務を担当している照井さんにお話を伺いました。
弊社は、確実に車を制止させるために欠かせない部品であるATパーキングロッドをはじめとした自動車プレス部品の製造工場です。岩手県や宮城県にある工場へ納品するため、岩手県金ケ崎町にある部品保管倉庫へ毎日納入便を走らせています。秋田自動車道の4車線化で、万が一事故や災害があっても、高速道路が完全にストップしてしまうリスクが軽減され、安心して輸送ができると考えています。また、物流が良くなることで、県外ではなく、横手市で工場を構えるといった企業も増えてくるのではないでしょうか。納入便以外に、社員の県外出張や研修会などで高速道路を利用しています。県内外の主要都市へのアクセスが便利になり、地域経済にもプラスの効果をもたらすと期待しています。

※図など詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。

秋田自動車道4車線化に関する問合せ:建設課
【電話】32-2406

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