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縦横夢人(じゅうおうむじん)

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秋田県横手市

じゅうおうむじん
横手の地で夢を描く人を紹介します。

■己に打ち勝ち至高(しこう)の60発を撃つ
ライフル射撃エアピストル日本一 髙橋駿平さん
Profile(たかはししゅんぺい):秋田市出身。1996年12月4日生。中学3年生で初めて出場した国体で準優勝(中学3年生~高校3年生の部)。2019年にアスリート採用でヨコウン株式会社へ入社。競技者と会社員、二足のわらじを履く。無類の辛いもの好き。

銃の重さ約1キログラム。10メートル先にある直径約15センチメートルの的を狙い、鉛(なまり)の弾を放つエアピストル種目。競技時間90分以内に60発撃ち、合計得点を競います。1発最大10点、計600点満点。1発ごとに弾を込め、腕を目一杯伸ばし狙いを定め引き金を引く。このルーティンを約90秒で行うため、集中力と精密さが求められます。
世界大会への出場経験がある父親の影響で、小学1年生から同種目を始めた髙橋さん。昨年10月には『全日本社会人ライフル射撃競技選手権大会』で見事、優勝。60発撃って60発成功するとは限らない、この競技の奥深さに魅了され、秋田県内の第一人者として活躍しています。
「なぜ失敗したのか、自分自身に何度も問いかけます。試行錯誤を重ね、自分に打ち勝った時の達成感が原動力です」と話す髙橋さんは、子どもたちにもこの魅力を知ってもらおうと定期的に体験会を開催し、ジュニアチームのコーチも務めています。
「64歳でオリンピック金メダリストになった選手もいます。まだ27歳、今年のパリ大会は落選しましたが、次回のロサンゼルス大会では金メダルを撃ち抜きます」と強い眼差しで語ってくれました。

・世界記録は594点。日本代表の選出ラインは577点で髙橋さんの自己ベストは576点
・1896年第1回オリンピックアテネ大会から実施の射撃競技。髙橋さんの専門はエアピストル
・6月22日、横手体育館で開催されたライフル射撃体験会。総勢約160人が体験を楽しんだ

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