■猩々(しょうじょう)まつり(十文字地域) 昭和54年(1979年)
『猩々の 左は湯沢 右よこて うしろはます田 まへは浅舞』。文化8年(1811年)、増田町通覚寺(つうかくじ)の天瑞師(てんずいし)がこの歌を彫った石像を十文字町の交差点に建てました。町が荒涼(こうりょう)とした原野だった頃、吹雪で道が分からず迷ったり、酔っ払いが違った道を行ったりしたことから建てたそうです。この猩々の道標を起点に茶屋や家々が建ち始め、町が発展したといわれています。
この誕生を語り継ぐお祭りとして昭和54年から続くのが『猩々まつり』です。上の写真は記念すべき第1回目のまつりの様子で、当時はこの像を山車(だし)に乗せ町内を2時間かけて練り歩きました。今年は9月7日に開催されます。誕生秘話に思いを馳(は)せながら参加してはいかがですか。
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