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大局観(たいきょくかん)で今を… 歴史好き市長のつぶやき〈第108回〉

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秋田県横手市

横手市長 高橋大

明けましておめでとうございます。新しい年を迎え、皆さまは健やかにお過ごしのことと思います。今年は乙巳(きのとみ)の年であり、再生と変化を繰り返し柔軟に発展していく年といわれています。横手市で蛇(巳)のつく地名といえば、蛇(じゃ)の崎(さき)が思い浮かぶのではないでしょうか。蛇の崎橋は横手の送り盆まつりの会場でもおなじみです。名前の由来には二つの説があり、後三年合戦で源義家(みなもとのよしいえ)が横手川のつり橋を落とされ、護岸用の蛇籠(じゃかご)につかまることで一命をとりとめ『蛇籠が崎』と呼ばれたことから転じた説。また水蛇がすんでおり『蛇が崎』が転じたという説があります。
60年前の乙巳は1964年東京オリンピックの翌年にあたり、経済発展が加速した年でした。今年は旧横手市と平鹿郡の8市町村が合併し横手市になってから20年目に当たる年でもありますので、市政のさらなる発展を目指していきます。
さて、横手市民会館整備事業について、昨今の物価上昇による事業費の大幅な増額、将来の財政負担などを総合的に判断し、苦渋の決断ではありますが、事業を一時中断することとしました。新市民会館の建設を待ち望まれた市民の皆さまに一時中断をお伝えすることは、大変残念でなりません。今後も自主財源をしっかりと確保しながら、市民会館の整備に再び着手できるよう引き続き取り組んでいきます。皆さまのご理解をよろしくお願します。

蛇の崎…蛇の崎橋近くの鐘楼堂(しょうろうどう)の下の淵には河童がすんでいるという噂(うわさ)がある。

・今年はいよいよ万博がはじまります。横手のかまくらを万博でPRし、誘客につなげます

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