石川理紀之助翁が結んだ絆～都城市との小・中学生交流事業～

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石川理紀之助翁による宮崎県都城市山田地区での農業指導が縁で、平成22年から始まった相互交流。今年は、都城市立山田中学校、山田小学校、中霧島小学校、木之川内小学校から計9人の児童生徒が7月13日～15日に潟上市を訪問し、羽城中学校や大豊小学校、飯田川小学校、潟上市内3中学校の生徒会執行部、地域の方々と交流を図りました。
1日目、潟上市郷土文化保存伝習館(石川理紀之助翁資料館)で石川翁の縁の品や、草木谷の田んぼを見学しました。その後、秋田県立博物館に移動し、石川翁を含む秋田の先人たちについて学んだり、展示を楽しんだりしました。
2日目、山田中の3人は羽城中を訪問し、山田地区3小学校の6人は大豊小、飯田川小を訪問し、学校生活を一緒に過ごしながら交流を深めました。羽城中では、全校による歓迎会の後、各学年に分かれて保健体育や社会、数学などの授業に参加しました。午後からは、天王中、天王南中の生徒会代表も集まり、昨年12月の都城市での交流後の各校の取組について話し合いました。大豊小では、都城市児童による学校等の紹介の後、大豊小児童が学校や田んぼの楽校の紹介をしました。その後、潟上市の特産品である佃煮について知ってもらおうと、佐藤食品の協力で佃煮講座と試食会を行いました。飯田川小では、高学年児童が鷺舞を披露したり、秋田の食文化や方言を紹介したりしました。
その後、天王グリーンランドの見学、秋田グリーンサムの杜での歓迎夕食会と楽しい時間を過ごしました。
遠く離れた都城市で今もなお石川翁の功績が語り継がれていることを実感したりお互いの地域のよさや共通点を見つけることで、潟上市や自分たちのよさを客観的に捉えることができたりと、充実した3日間の交流となりました。潟上市では、今後も、自分の生まれ育った地域への愛情や誇りを育み、地域社会の一員としてまちづくりにかかわる人材の育成に努めていきます。

【羽城中生徒会長　加賀谷碧来さん】
昨年度は自分たちが訪問し、盛大に歓迎していただいたので、今回は山田中の皆さんに潟上市のよさを感じてほしいと思いながら交流しました。石川翁のおかげでつながった都城市との絆に感謝し、次の代へとつないでいきたいです。