■教育行政方針(要旨)
工藤素子教育長
01.学校教育の充実について
東湖小学校と天王小学校を令和7年4月に円滑に統合するための準備を進め、東湖小学校においては、令和6年度に複式学級となる見込みであることから教育の充実を図るともに、閉校に伴い実施する記念事業等のための関係予算を本定例会に提出しております。
一方、追分小学校は今後も児童数の増加が見込まれることから、教室を増設するために必要な準備を進めてまいります。
さらに、数年後には3中学校のうち2校で、1学年1学級となる学年が生じることが見込まれていることから、義務教育学校や小中併設校など様々な学校のあり方について、引き続き、調査してまいります。
一人ひとりの可能性を伸ばし、確かな学力を定着させるために、研修の充実を図るとともに、市内小・中学校にICT支援員を配置し、タブレット端末やデジタル教材等を活用した学習の充実に努めます。必要な家庭へのネットワーク機器の貸与や授業方法改善の支援などを継続してまいります。
中学校部活動の地域移行については、少子化が進む中、中学生がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむ機会を確保するため、本市の中学校部活動推進計画を策定し、段階的に地域移行を進めてまいります。
02.生涯学習、芸術・文化活動、生涯スポーツの推進について
市民センター「かたりあん」を拠点とする、各市民センターにおいて、「いつでも」「どこでも」「誰でも」学ぶことができる学習活動の支援や環境づくりを進めてまいります。
市民が読書に親しみやすい環境を整えるとともに、次代を担う子どもたちの豊かな心を育むことができるよう、子どもたちの読書活動を支援し、図書館事業を推進してまいります。
学びや交流を通じて子どもたちが育ち、安心して過ごせる居場所となるよう児童館事業を推進してまいります。
市民の誰もが生涯を通じてスポーツ・レクリエーション活動に親しみ、運動の習慣化、健康と体力づくりへの意識が高まるよう、スポーツフェスティバル等を実施し、各種スポーツの振興に努めます。市内体育施設については、天王総合体育館の大規模改修を実施するほか、管理運営に指定管理者制度の導入を拡充するなど、ハード・ソフト両面から市民がより安全に、より快適に利用できるよう、スポーツ環境を充実させてまいります。
■人事案件
◆潟上市教育委員会教育長
潟上市教育委員会教育長の任命について、全会一致で同意されました。任期は令和6年4月1日から令和9年3月31日までです。
吉原慎一(よしはらしんいち)氏(天王)
▽略歴
昭和54年早稲田大学を卒業。本荘高等学校校長、国際教養大学教職課程長などを経て平成27年4月から1年間、県総合教育センター所長。令和4年6月から市教育委員会委吉員に就任。
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