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自治体の皆さまへ

市議会3月定例会 市長説明(1)

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秋田県能代市

市議会3月定例会が、市役所本庁舎議場で2月28日から3月24日までの25日間の会期で開催されました。
初日に行われた市長説明の概要をお知らせします。

◇新型コロナウイルス感染症の対応
年末年始にかけて全国的に感染者数が高止まりの状況にあり、能代保健所管内においても医療機関、高齢者施設などでクラスターが発生しましたが、感染者数は徐々に減少しています。国はイベントなどの開催制限を緩和したほか、3月13日からマスク着用の考え方の見直し、5月8日から感染症法上の5類への引き下げを決定しました。
市民の皆さまには、引き続き感染防止対策の徹底をお願いしながら、今後の対応について随時、情報提供していきます。
新型コロナワクチンの接種については、1、2回目の接種を終了した12歳以上のすべての方を対象として、オミクロン株対応ワクチンを用いた追加接種を行っており、2月21日現在、2万8058人が接種を終えています。
この度、国から5年度以降のワクチン接種について、重症者を減らすことを目的とし、全市民を対象とすることが望ましいとの方針が示されました。接種は秋冬に行うべきとのことですが、感染状況などによっては、重症化リスクが高い方および医療従事者などは、
秋冬を待たずに接種する必要性についても留意するとされています。能代市山本郡医師会、関係機関などと連携をとりながら、必要な準備を進めていきます。

◇第2次能代市総合計画後期基本計画
パブリックコメントを終え、現在最終的な取りまとめを進めています。
後期基本計画では、「子どもを生み育てやすい環境づくり」、「働く環境の向上と人材の確保」、「地域の特色を活かした産業の更なる振興」を重点的かつ横断的な取り組みとして位置づけており、今後、市民や各種団体、事業者などの皆さまと計画の共有を図り、“わ”のまち能代の実現に向け、連携してまちづくりを進めていきます。

◇広報のしろのリニューアル
より分かりやすく、関心を持って読んでいただくため、9月からの広報は、発行回数を現在の月2回から1回に集約し、市の重点事業や地域の魅力などを特集記事としてカラーで掲載するなど、紙面の刷新を予定しています。

◇学校跡地の利活用
東中跡地は、防災拠点や子どもの遊び場などの機能を備えた施設を想定し、地域センターおよび公民館機能を含む施設として整備することを柱に検討してきました。今後、具体化に向け、基本構想の策定作業を進めていきます。
また、北高跡地は、「6の市」や秋田公立美術大学との協働による実践型ワークショップのほか、庁内検討会議を開催し、利活用の検討を進めてきました。5年度は、同大学との協働による検討を継続するとともに、庁内検討会議による議論をさらに深めていきます。

◇本因坊戦の開催
第78期七番勝負の第2局が5月28日、29日に旧料亭金勇で行われることが決定しました。「本因坊文裕」こと井山裕太九段が12連覇を目指す注目の対局で、4月上旬頃に挑戦者が決定する予定です。
市としましては、実行委員会とともに対局を盛り上げ、旧料亭金勇や能代市の魅力を全国に発信していきます。

◇コンビニ交付サービス事業
3月1日から、マイナンバーカードを活用して、コンビニエンスストアのマルチコピー機などから住民票の写しと印鑑登録証明書を取得できるサービスを開始します。これにより、市民の利便性向上と窓口の効率化、混雑緩和につながると考えています。

◇福祉医療制度の拡充
市民税所得割課税世帯の高校生などについて、昨年10月から医療費の半額助成を開始していますが、子どもの健康を守り、子育て世帯にかかる経済的な負担を軽減するため、所得にかかわらず高校生などまでの医療費を8月から全額助成とします。

◇出産・子育て応援給付金
国において、安心して出産・子育てができるよう、伴走型相談支援の充実と経済的支援を一体として実施することとされました。
市としましては、出産・育児関連用品購入などの負担軽減が図られるよう、妊娠時および出産後における保健師などの面談後にそれぞれ5万円、合わせて10万円を支給し、出産・子育てを支援していきます。

◇「CCS」および「CCUS」
二酸化炭素を回収し地中に貯留するCCSおよびそれを活用するCCUSは、地球温暖化対策の有効な手段の一つで、経済産業省の二酸化炭素貯留適地調査報告書では、本市と三種町にまたがる海域が、大規模貯留地として高い評価を受けており、早期の事業化が期待されます。
こうした中、2月3日に三種町CCSプラント誘致協議会と本市の主催により、本地域での意識醸成を図るため、事業に係る勉強会を開催しました。
今後も、県および三種町と連携し、当海域での二酸化炭素大規模貯留の実現に向けて取り組んでいきます。

◇洋上風力発電を通じた能代港拠点化の推進
昨年12月22日、「秋田洋上風力発電株式会社」による能代港港湾区域内の洋上風力発電設備の商用運転が開始されました。同社では、これを機として4月から、本社を能代市内へ移転する予定と伺っています。また、1月末には本市で洋上風力発電に係る講演会が開催され、関係者の理解を深めました。
市としましては、今後も先端技術や先行事例などを研究しながら、産業振興や雇用創出、地域活性化など、地域が多くのメリットを享受できるよう、能代港洋上風力発電拠点化期成同盟会を中心に取り組んでいきます。

◇能代七夕天空の不夜城
これまでの開催により、地域のにぎわい創出や観光による経済効果が図られ、シビックプライドの醸成にもつながったものと考えています。一方で、今後の事業継続については、製作の担い手確保、保管場所の老朽化、灯籠の更新などの課題もあり、5年度、能代七夕天空の不夜城協議会とその対応について検討していきます。

◇子ども館展示室リニューアル整備事業
4月29日のリニューアルオープンに向けて準備を進めています。宇宙をテーマとした1階の新展示室は、大型ネット遊具やゲーム感覚で学べるタッチモニターなどを設置し、楽しく遊び学べる空間となります。

問合せ:総務課
【電話】89-2113

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