薬剤散布と伐倒駆除は、松くい虫による松枯れを防ぐために行っています。松を枯らす原因は「マツノザイセンチュウ」という体長1ミリに満たない小さな線虫です。この線虫が松の樹体内で増殖し、水の通り道を塞ぐことで、松枯れを引き起こします。
このマツノザイセンチュウを健全な松に媒介し、被害をまん延させるのが「マツノマダラカミキリ」という昆虫です。薬剤散布や伐倒駆除には、松枯れの原因となる線虫・カミキリが健全な松への侵入を防ぐ効果があります。
能代の貴重な森林資源としての松林を保護し、強風、飛砂、津波といった自然災害から
能代を守っていくため、ご理解とご協力をお願いします。
薬剤散布:6月中旬~7月中旬
伐倒駆除:6月上旬~7月上旬
ご注意ください:
・薬剤散布中は掲示板などで作業中であることをお知らせします。散布区域内には立ち入らないでください。また、食べ物や洗濯物を外に出さないようにしてください。
・散布区域内および周辺の青空駐車は避けてください。
・万が一、薬剤が体に付いた場合は、直ちに石けんで洗い落としてください。薬剤は、低毒性のもの(アセタミプリド液剤・チアクロプリド水和剤)です。
※住宅地や農地と隣接している松林は、一定の距離を取って散布を行います。
◇薬剤散布の実施区域(詳細は紙面9ページ参照)
問合せ:
米代西部森林管理署 業務グループ【電話】54-5511
県山本地域振興局 森づくり推進課【電話】52-2181
林業木材振興課【電話】89-2250
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