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自治体の皆さまへ

見逃さないで!熱中症のサイン

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秋田県能代市

暑くなるこれからの季節、注意したいのが熱中症です。能代山本広域消防本部によると、昨年は33人の方が熱中症で救急搬送され、その内、65歳以上の方は約半数の18人、また18歳未満の方は9人でした。
熱中症の症状や予防のためのポイントを押さえてしっかり対策しましょう。

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
特に注意が必要なのが子どもと高齢者。子どもは体温の調節能力が十分に発達していないので、気を配る必要があり、また高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能やからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。

◆熱中症予防のポイント
・喉の渇きを感じていなくても、小まめに水分、塩分を補給しましょう。
・気温や湿度の高い時は、長時間の運動や作業を避けましょう。
・日中は日傘や帽子を使い、通気性の良い衣服を着用しましょう。
・外出時は時間帯を考え、小まめに休憩、保冷剤・氷・冷たいタオルなどで体を冷やしましょう。
・エアコンや扇風機で体温調節したり、すだれや遮光カーテン、打ち水を利用しましょう。

◇もし熱中症になってしまったら
・エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など涼しい場所へ避難
・衣服を緩め、体を冷やす(首の周り、脇の下、足の付け根など)
・水分・塩分、経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを補給
※応急処置をしても症状が改善されない場合は医療機関を受診しましょう。

◇こんな症状が出たら注意!
めまい/立ちくらみ/筋肉のこむら返り/生あくび/筋肉痛/大量の発汗 など
↓症状が進むと…
頭痛/嘔吐(おうと)/虚脱感/倦怠感/集中力・判断力の低下 など

◇こんな時は救急車を!
・自分で水分補給ができないときや、脱力感、倦怠感が強くて動けないとき。
・意識がない、あるいは全身のけいれんがあるとき。

◆飼い主が気づいてあげることが大切です ペットの熱中症
◇熱中症の症状
・呼吸が荒くなる
・目が充血する
・舌の色が青紫色(犬)
・けいれんする
・ぐったりする
・首の皮膚をつまんでもすぐに戻らない

◇応急処置
・足や首の付け根を保冷剤などで冷やす
・常温の水を体にかける

症状が出たときは重症化している場合があります。
すぐに動物病院へ連絡し指示に従ってください。

◇ペットの熱中症について聞きました
お話を聞いた人 獣医師(獣医学博士) 西村裕之さん
犬や猫はヒトに比べて暑さに対する体温の調節ができにくいため、気温が25℃を超える日が続くと、暑さが原因と思われる体調不良になることがあります。熱中症もその一つで、高温多湿の環境に長時間いることで発症します。特に短頭犬種(チワワ、パグなど)や毛の長い猫は暑さに弱く、基礎疾患(心臓病、腎臓病など)がある場合や高齢では熱中症が重症化しやすいため、より一層の注意が必要です。
異常にいち早く気づけるのは飼い主さんしかいません。大事なペットを病気から守るため、日ごろからその変化にしっかりと目を向けましょう。

意識をちょっぴり変えて熱中症予防
・暑くなる前に毛を短くカットしましょう。
・水分をしっかり取らせましょう。健康な場合、1日に必要な水分量(フード・飲み水を含む)の目安は体重1kgあたり50~60ml。
・散歩は涼しい時間帯に。なるべく日陰を歩きましょう。

問合せ:
能代消防署【電話】52-3368
二ツ井消防署【電話】73-2327
健康づくり課【電話】58-2838

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