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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ

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秋田県能代市

能代市長 齊藤滋宣
市民の皆さま、明けましておめでとうございます。2024年の初春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、市政の推進に格別のご協力とご理解を賜り心から感謝申し上げます。

さて、昨年7月14日から17日にかけての大雨は、秋田県各地に大きな被害をもたらしました。本市においても、床上浸水115世帯、床下浸水208世帯の方々が被災されたほか、農作物や道路にも多くの被害がありました。改めて被災されました皆さまにお見舞い申し上げます。
この大雨被害に対し、個人、各企業・団体および銀河連邦構成市町の皆さまからは、寄附金や物資の提供など、多くのご支援をいただいております。この場をお借りして、深く感謝申し上げますとともに、一刻も早い復旧・復興に向け、全力で取り組んでまいります。

こうした中、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類へと移行したことを受け、各イベント、祭りが通常開催となり、ようやく以前のにぎわいが戻ってきた年でもありました。
7月には、「のしろみなと祭り」が開催され、海上自衛隊の護衛艦「のしろ」が初入港し、艦内の一般公開を行っていただきました。母港である佐世保基地以外での一般公開は初めてということで、当日は大変多くの方にご来場いただきました。能代港は今年、関税法上の開港50周年を迎えるため、より一層、皆さまに楽しんでいただけるイベントとなるよう、準備を進めてまいります。

道の駅ふたついは移転オープン5周年の年であったほか、来場者数500万人を達成した年でもありました。
2018年の移転オープン以来、常時多くの人でにぎわっており、今や二ツ井地域に欠かせない物・人・情報の拠点施設であります。また、隣接する「米代川二ツ井地区河川防災ステーション」が、災害時と平時両面の機能を併せ持ち、地域活性化やにぎわいの創出に寄与することが期待される施設として、国土交通省が新たに設けた「MIZBE(みずべ)ステーション」に全国で初めて登録されております(全国で11カ所登録のうちの1つ)。

2022年に公開され大ヒットした映画「THE FIRST SLAMDUNK」の影響により、能代バスケミュージアムへの来館者数が10月末時点で例年の約3倍となっており、8月には3千人を超える方々が来館し、海外からも数多く能代を訪れていただいております。また、当館で販売しているバスケコートを模した秋田杉のプレートは、生産が追い付かない盛況ぶりだと伺っております。
この機を逃さず、市が掲げている「バスケの街のしろ」のさらなる推進、プロモーションを強化していき、継続的に能代を訪れていただけるようなまちづくりを進めてまいります。

子ども館の1階展示室がリニューアルオープンし、「ノビシロ宇宙ラボ」として生まれ変わりました。大型ネット遊具、人工衛星などについて学べるタッチモニター、重さのない世界や空気が薄い世界を体感できる実験装置などを設置しております。2階展示室ではロケットの歴史や仕組みが学べ、ロケット部品や探査機などの実物・模型を設置しているほか、1階入口には再使用ロケット実験機の実物が出迎えています。これまでより子どもも大人も楽しめる施設となりましたので、ぜひ一度、足を運んでいただきたいと思います。
2024年も能代の優れた地域資源を生かし、特色あるまちづくりを進めるとともに、市民の皆さまが安全・安心に生活できる環境を整えてまいりますので、引き続きご支援・ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

結びになりますが、皆さまにとりまして、幸多く、輝かしい一年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。

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