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自治体の皆さまへ

(巻頭特集)働くということ(1)

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秋田県能代市

「働く」は「○○」
◆能代地域生活支援センター
運営:社会福祉法人 能代ふくし会
住所:能代市鰄渕字古川反40番地1
【電話】58-5670

◇「働く」は「楽しい」
社会福祉法人能代ふくし会(三澤弘文理事長)が運営する能代地域生活支援センターでは、35人が就労継続支援事業B型を利用し、ハンカチのアイロンがけ、糸切りなど、業者から受託した作業や、みそ、エコ椅子などの自主製品製作などを行っています。就労継続支援事業B型は、その人の作業量に応じて工賃が支払われる仕組みです。
施設長の鈴木ルリ子さんは、「利用者の皆さんは仕事をしたいと来ています。工賃支給日になると、皆さんそわそわしていますよ。仕事は楽しい、仕事がある大切さなど利用者を見ていると、働くことに対しての意識を考えさせられます」と話します。

◇「働く」は「やりがい」
「障がいがあっても、できることは多いです。一番辛いのはやることがないこと。皆さんやりがいを求めてここに来ているので、その意思を尊重し、できることややりたいことがもっと増えるよう支援していきたいです。ここが利用者の皆さんの笑って過ごせる居場所になれば」と施設長は思いを話してくれました。

◇利用者の声
Nさん
就労継続支援を利用して約20年になります。能代地域生活支援センターでの仕事はとても楽しいです。特にみそづくりの仕込み(大豆と麹を混ぜる)作業や洗い物の作業が好き。工賃を上げるためにこれからも頑張ります!

「○○」とともに
◆りぼん就労支援・生活介護センター
運営 社会福祉法人ドリームホープなかよし
住所 能代市浅内字押上161番地1
【電話】55-1100

◇「みんな」とともに
「ここでは同世代の人たちと一緒に働けるから楽しい」
こう話すのは、りぼん就労支援・生活介護センターの就労継続支援事業A型を利用し、パン製造の業務にあたるAさん。以前の職場では、年齢の離れた職員しかいなかったそう。同世代と一緒に働くことで、仕事に楽しさを感じるようになったと言います。
理事長の畠山悦子さんは、「ここには多様な仕事があるため、障がい特性や、本人のやりたいものを選択できます。仕事だけでなく、レクリエーション活動なども企画します。幅広い世代の人たちが一緒に働き、喜んでもらえるとうれしいです」と話します。

◇「自分」とともに
「障がいといっても、身体障害や精神障害など、利用者それぞれ特性が違います。言葉や態度には特に気を付けています。障がいの知識が何もなかったけど、利用者の皆さんをサポートしながら、対応の仕方を学んでいます。日々利用者の皆さんとともに私自身も成長です」と支援員の嶋田優花さんは話します。

◇利用者の声
事務部門担当 Bさん
売上計算や集計などを担当しています。B型から利用し、最初は週に2、3日しか働くことができなかったけど、だんだんとできることが増え、A型なら働けるかな、挑戦してみようかな、と思いA型利用を申し出ました。
職員の皆さんもサポートしてくれ、今は週5日働くことができています。
これからはもっとパソコンの勉強を頑張りたいです。

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