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市議会3月定例会(1)

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秋田県能代市

■市長説明
市議会3月定例会が2月27日から市役所本庁舎議場で開催されました。初日に行われた市長説明の概要をお知らせします。なお、全文は市ホームページで公開しています。

◇防災ハザードマップの改訂
今年度、防災ハザードマップの冊子版およびウェブ版の改訂作業を進めています。改訂版では、昨年7月の大雨災害の浸水範囲や津波浸水の想定基準水位について新たに掲載したほか、災害時に役立つ情報や防災情報の入手先を具体的に例示し、充実させています。冊子版については、地図が大きく見やすくなるようB4版とし、5月以降に全世帯に配布する予定としており、ウェブ版については、4月以降、準備が整い次第、市ホームページで公開し周知を図ります。

◇能代北高校跡地の利活用
北高跡地の利活用に向け、秋田公立美術大学との検討のほか、庁内検討会議などにより検討を進めてきました。
秋田公立美術大学との検討においては、実践型ワークショップを実施し、「北高跡地はさまざまな活動を受け入れることができる広場として一定期間確保し、まちづくりに関する意見交換の場としての利活用が望ましい」と結論付けられています。
また、庁内検討会議においては、将来的に施設を整備する場合には、こどもの遊び場を含む子育て支援や市民交流、コンベンション機能などを核とした複合施設とし、既存施設の統廃合・再編や、民間との連携なども視野に入れた検討が必要と整理しています。一方で、厳しい財政状況から、将来発生するコストも踏まえ施設整備は慎重に検討すべきであるなどの意見もありました。
市としましては、これらの検討結果のほか、地元紙における市民アンケート結果において「急いで利活用案を決める必要はない」が19%、「更地のままで多目的に利用」が17.9%と上位を占めていることなど、本市を取り巻く状況も踏まえ、当面は現状のまま市民の活動の場や中心市街地にある多目的に活用できる空間として広く活用を進めていきます。

◇東能代中学校跡地の利活用
これまでの地域の皆さまとの意見交換や、令和5年度に東能代地域の小中学生、子育て世代、一般世帯を対象に実施したアンケート調査において遊びや運動、多世代交流ができる機能、避難所機能を有した施設を求める声が大きかったことを踏まえ、地域センターおよび公民館を柱に防災拠点、こどもの遊び場、運動場などの機能を備えた複合施設を想定し検討をしており、6年度に地域の皆さまと情報共有しながら合意形成を図り、基本構想の策定に向け作業を進めていきます。

◇こども・子育て支援の拡充
令和6年度からは0歳児のいる家庭への支援として、育児用品を定期的にお届けしながら、保護者の不安や悩みを聴き見守りを行う「すまいる・めんchoco定期便」を新たに開始したいと考えています。この事業は、生後3カ月から満1歳の誕生月までの間におむつなどの育児用品を最大5回お届けするもので、現在、赤ちゃんの誕生をお祝いしお贈りしている木製品などの誕生記念品も含め、必要なものを選択できるようにします。また、配達の際には、研修を受けた配達員が相談支援を行い、子育てサービスの紹介や市の相談窓口への橋渡しを行うなど、保護者に寄り添った見守りを行います。
このほか、妊婦健診や乳児健診、任意予防接種に係る費用助成の拡充などを行うことにより、さらなるこども・子育て支援施策の充実を図りながら、こどもを安心して生み育てることのできる環境づくりに努めていきます。

◇公立保育所の今後の在り方
二ツ井子ども園ときみまち子ども園については、民間移管に向け、入所児童数の推移や国の新たな取り組みなどを注視しながら検討を進めてきましたが、移管年度の目標を令和9年度とするとともに、今後、具体的な移管条件などを定めたいと考えています。
また、第一保育所については、今後も児童数の推移や市内の保育状況などを勘案し、在り方を検討していきますが、当面は公立保育所として継続することとします。

◇高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画
能代市活力ある高齢化推進委員会のご意見やニーズ調査の結果などを踏まえ計画案を取りまとめました。令和6年度から8年度までの第1号被保険者の介護保険料は、介護報酬改定などにより総事業費は微増と見込んでいますが、国の基準に合わせて低所得者層の保険料乗率を引き下げるとともに高所得者層の保険料段階を5段階に細分化して、保険料乗率を引き上げるほか、介護給付費準備基金の取崩しにより、基準額を現行の月額6800円に据え置くこととします。
また、特別養護老人ホーム長寿園が9年度に廃止されることに伴う対応については、民間による新たな施設を整備することとし、今後、公募の詳細を検討します。

◇能代港の開港50周年
能代港は昭和49年の開港から、本年で50周年を迎えます。
市では、記念事業を計画しており、これを機に港を中心として、さらに地域の活性化が図られるよう、能代港湾振興会や能代港洋上風力発電拠点化期成同盟会と連携して利活用促進などに取り組みます。

◇能代河畔公園水と階段の広場の再整備
施設の開設から約30年が経過しており、変化している公園利用者のニーズを把握するため、関係団体などとのワークショップや庁内検討会議を行い、検討を進めてきました。
市としましては、これまでにいただいたご要望やご意見などを踏まえ、駐車場も兼用した、イベントなどに活用できる広場を整備することとし、6年度に地質調査および現地測量、その後、実施設計などを進めたいと考えています。

◇二ツ井地域の水道整備
令和4年度に実施した水道整備に関する意向調査を基に、地区ごとの整備手法や事業費、給水収益の見込みなどについて検討した結果、二ツ井・荷上場地区については、要望のあった全ての区域を整備することは困難であるため、加入意向の高い区域に絞り、水道事業の配水管を延伸する方法で整備したいと考えています。また、天神、種梅、切石、外面、田代、富根地区については、加入意向の低い種地区の一部や田代地区、富根地区を除くこととし、他の地区については、水道事業よりも財源的に有利な簡易水道事業で、各地区に水源地を設けて給水する方法で整備したいと考えています。今後、加入意向のあった水道組合などと協議を行いながら6年度に事業化の範囲を決定したいと考えています。

問合せ:総務課
【電話】89-2113

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