■日本語語学指導員現地レポート
第12代日本語語学指導員 堀縁さん
鹿角市出身。花輪高等学校卒業後、獨協大学外国語学部に入学。ドイツ語専攻。新潟県で地域国際交流協会に従事するなど、豊富な国際交流活動の経験を活かし、日本語語学指導員に就任。
今回はクリスマスの習慣について日本との違いを紹介します。
一つ目ですが、ハンガリーではサンタクロースは24日に来ません。ハンガリー語でサンタクロースは聖ミクラーシュと言い、12月6日が彼の祭日となっています。前日の夜に子どもたちはブーツをきれいに掃除し、それを窓辺や玄関に置きます。翌朝、「良い子」にはお菓子などのプレゼントが、「悪い子」には小さなほうきがブーツの中に入っています。
二つ目は、クリスマスツリーについてです。ハンガリーの多くの家庭では、本物のモミの木を購入して飾ります。小さな子どもがいる家庭では、親が子どもに「ツリーは神様からの贈り物だよ」と教えていることが多く、家族全員での飾りつけはしません。親は子どもに見つからないよう、祖父母に預けている間や子どもが寝た後に大急ぎで飾りつけをします。そして、いつもの居間に突然現れたきれいなツリーとたくさんのプレゼントに、子どもたちは大喜びします。
ここで告知ですが、ハンガリーのクリスマス文化を紹介するオンラインイベントを開催します。12月16日(土)の15時から16時まで、花輪市民センター(コモッセ内)の創作室で行います。
申し込みは、本紙記載の二次元コード、または鹿角国際交流協会(【電話】23-6620)で受け付けています。皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
インスタグラム公開中【URL】YUKARI_IN_HUNGARY2022
ぜひご覧ください。
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