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2030ゼロカーボンシティの達成に向けて 地域の特長を活かしみんなで脱炭素

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秋田県鹿角市

近年、地球温暖化の影響とされる気候変動リスクがさまざまなところで表れており、今後さらに高まると予測されています。
本市では、電力自給率が300%を超えるほど再生可能エネルギーが豊富なことや、市面積の約8割が森林であることなどを踏まえ、昨年3月に2030ゼロカーボンシティ宣言を行いました。
そして、この度、2030年のカーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向け、地球温暖化対策を強力に推進していくため、「鹿角市地球温暖化対策実行計画」を策定しました。
脱炭素を推進することで、光熱費の削減・安定化、防災力の強化、暮らしやすさの向上のほか、これらを実現する脱炭素投資を呼び込むことによる経済成長に加え、率先してCO2削減に取り組む市のブランドアップも図られます。
2030年のカーボンニュートラル達成に向け、市一丸となって温暖化対策に取り組んでいきましょう。

■2030年のゼロカーボンシティ実現に必要な温室効果ガス削減量
2030年の本市のCO2排出量と森林吸収量を推計すると、CO2排出量は22.1万トン、森林吸収量は14.8万トンとなります。
2030年までにCO2排出量を7.3万トン削減することで、本市はカーボンニュートラルを達成できます。

■2030年までに目指す地域脱炭素の姿
地域の安定したエネルギーと、地域エネルギーを活用するインフラを整え、グリーン経済が活性化した、暮らしやすく将来性のあるまちを作り、仕事と人を呼び込みます。

▼(1)電力の地産地消
使う電気を地域の再エネに切り替えることで、エネルギー不足のリスクを軽減し、安定した価格で電気を使うことができます。

▼(2)エネルギーの自給自足
太陽光や蓄電池、※EVなどの導入を進め、エネルギーを自給することで、光熱費の削減に加え、災害時も電気を使うことができる、災害に強い地域になります。

▼(3)エネルギーをベースとしたグリーン経済による地域の活性化
エネルギーの生産と利用が進むことで、市内産業の経済性を高め、市外から企業・人を呼び込み、再エネ関連の産業やサービスが展開され、グリーン経済により地域が活性化します。

▼(4)省エネ・断熱による暮らしの質の向上
省エネ化や断熱化が進むことで、少ないエネルギーで夏は涼しく冬は暖かい建物が増え、暮らしの質が向上します。

※ EV…電気自動車

■皆さんのご協力をお願いします
▼再エネ電気メニューへの切り替えをご検討ください
効果が高く、取り組みやすいのが「再エネ電気メニューへの切り替え」です。
近年、「再エネ電気」を供給する料金メニューを設定している電気小売会社が増えており、そうしたメニューに切り替えることで、電気由来のCO2排出量がゼロになります。
また、電気をかづのパワーに切り替えることで、地域の再エネ電気を使うことになり、電気由来のCO2削減に加え、電力資金の域内循環が図られます。
かづのパワーでは、価格競争力のある高圧メニュー(事業者向け)をおすすめしています。事業者の方は、ぜひ、今の電気契約を確認し、再エネ電気メニューへの切り替えをお願いします。皆さんのご協力をお願いします

■ゼロカーボンシティを実現するために
▼目標の7.3万トン削減達成に向けた、7つの対策
地域内の豊富な再エネ電気を活用したかづのパワーによる供給を軸としながら、新規再エネの導入や省エネ設備への更新、率先したEV社会の実現などにより、脱炭素とともに経済成長も促す取り組みを積極的に進めます。

○取り組みごとのCO2削減目標
・1 4.62万トン
・2 0.63万トン
・3 1.19万トン
・4 0.20万トン
・5 0.66万トン
・6 森林吸収量14.8万トンを維持
・7 目標値なし

■できることから、始めましょう!
・再エネ電気メニューへの切り替え
・太陽光発電の設置
・省エネ機器への更新
・節電、クールビズ、節水、公共交通の利用、ごみの削減、低炭素商品の選択
・断熱改修や薪ストーブの導入

問合せ:産業活力課ゼロカーボン推進室
【電話】30-0249

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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