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Sopron note(ショプロン ノート)

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秋田県鹿角市

■日本語語学指導員現地レポート
第12代日本語語学指導員 堀縁さん

鹿角市出身。花輪高等学校卒業後、獨協大学外国語学部に入学。ドイツ語専攻。新潟県で地域国際交流協会に従事するなど、豊富な国際交流活動の経験を活かし、日本語語学指導員に就任。

今回はハンガリーの祝日とカレンダーについてご紹介します。
2023年のハンガリーの祝日数は11日と日本の18日に比べて少ないです。祝日はクリスマスやイースター(復活祭)などキリスト教に由来する行事や、建国記念日など歴史に基づいた日となっています。
日本とは違い、祝日は大型スーパーマーケットも個人商店も全て休業するので、祝日前はどこも買い物客で混雑しています。そのため、祝日には家族でデパートやショッピングモールへ買い物に行くといった習慣はなく、家族揃って食事をしたり、森や公園へ散歩に出かけたりするという家庭が多いです。特に最近では、「Shinrinyoku(しんりんよく)」(森林浴)という日本語が浸透し、リラックス効果を求めて歩く人も多くなっています。
さて、ハンガリーのカレンダーの日付欄には、曜日の他に名前が記載されています。例えば、ハンガリー人男性の名前で多いイシュトバーンさん(ハンガリー初代国王の名前です)は12月26日に記載されています。
このようにハンガリーの方は自分自身の名前の日を持っていて、誕生日と同じように家族・友人からお祝いしてもらう習慣があります。バースデーカードと同様に名前の日を祝うカードも売っています。カレンダーに載っていない新しい名前や外国からのルーツを持った名前の人は、自由に名前の日を決めてお祝いしてもらうそうです。「私たちはお祝いするのが好きな国民なの!」と彼らは言いますが、両親からもらった名前を大切にする文化はとても素晴らしいと思い、早速私も自分の名前の日を決めようと思います。

インスタグラム公開中【URL】YUKARI_IN_HUNGARY2022
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