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自治体の皆さまへ

移住コンシェルジュの活動レポート「ぶらり鹿角散策」番外編 移住者に聞いてみました!

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秋田県鹿角市

■移住コンシェルジュ 髙橋朋恵(ともえ)
移住コンシェルジュの髙橋です。私たちは、移住者に鹿角の生活などを紹介するウェルカムツアーを実施しています。鹿角の生活に慣れていない移住者に、食事処やお菓子屋さん、移住後のサポートを行っているNPO法人かづのclassy(クラッシィ)など、安心して暮らせるように鹿角の魅力あふれるスポットを案内しています。今回は、昨年9月と10月に移住された2人から聞いた、移住後の感想などを紹介します。

■VOICE1 地域が元気になる取り組みを進めたい
カーボンニュートラル推進マネージャー
前原充宏(みつひろ)さん
昨年の10月から鹿角市役所産業活力課ゼロカーボン推進室で働いています。
移住する前は、仙台市にある環境省の出先機関で、東北地方の自治体の地球温暖化対策や地域脱炭素化を支援する仕事を行っていました。その中で、より現場に近いところで地域を元気にする脱炭素化の活動をしたいと思い始めたのですが、ちょうどその時、鹿角市でカーボンニュートラル推進マネージャーの公募があり、自分の希望にまさに合致していたため応募したのが、移住のきっかけです。
鹿角に移住してみて、まずは職場や生活の中で接する皆さんに、温かく迎えてもらえたことが嬉しかったです。そして、地域を良くしようと活躍されている方が多く、私の勉強にもなりますし、元気をもらえています。
雪については、厳しいものとかなり覚悟していたのですが、今のところ大きな負担もなく、生活面では助かっています。ただ、これではスキー関係者など困る方も多く出てくるし、地球温暖化の影響と思われるので、複雑な気持ちです。
鹿角でやりたいことは、仕事では、地域が元気になるような取り組みをいろいろ進めていきたいです。プライベートでは、地元の旬の食材を使って料理をするのが楽しみなので、四季を通じて、いろいろなものを食べてみたいです。

■VOICE2 アートを通して鹿角の情報を発信したい
中滝ふるさと学舎 地域おこし協力隊
ブラウン ヘザー クリスティーンさん
鹿角に移住することを決めた理由はたくさんありますが、一番の理由は、素晴らしい人たちに出会えたからです。大湯はアーティストのコミュニティが成長しているように感じられ、私はここのエネルギーが好きです。自然に囲まれ、季節の移り変わりを見るのが好きなので、田舎に移住したいと思っていました。鹿角はそれなりに活気がある一方、穏やかで静かです。また、地に足がついた感じがして、作品を作るのに必要な空間とクリアな思考を与えてくれます。
ゲストハウスyuzaka(ゆざか)の諏訪夫妻に会ったとき、彼らは私を家族や地域の一員であるかのように接してくれました。彼らに出会えたことをとても光栄に思います。二人の手助けがなければ、私はここにいなかったと思います。私と似たような興味を持つ人々と出会えたことには、とても刺激を受けました。
私は日本語があまり上手ではないのですが、皆さんとても辛抱強く教えてくれます。私は何年も日本語を学びたいと思っていたので、ここで日本語を上達させたいですし、方言も勉強したいです。言語というのは本当に面白いです。
まだ馴染んでいないけれど、鹿角はとても居心地が良いです。ここにいると、子どもの頃、毎年夏に釣りをしに行っていたミズーリ州のオザークを思い出します。鹿角でも釣りに行くのが楽しみです。ここの魚の種類や釣り場について学びたいと思っています。
さらに、私は好奇心が旺盛なので、芸術、歴史、音楽、食べ物、農業など、ここにあるあらゆるものについて学びたいです。今年は十和田湖でサップもしたいですし、時間があれば山でキャンプもしてみたいです。
秋田は特別な場所なので、アートプロジェクトのアイデアもたくさん浮かんできます。アイデアはたくさんありますが、今は中滝ふるさと学舎で、写真と映像の※インスタレーションを制作中です。アートを作ることで、この地域の歴史や人々についてもっと知ることができればと思っています。
移住してみて、鹿角に関する情報を見つけるのが大変だったので、ここに住む人々の物語を撮影し、共有することで、多くのことを学び発信していきたいです。ふるさと学舎のスタッフと協力して作品を作っていますので、どんな作品ができ上がるのか楽しみです。
※ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させることで、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。

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