皆さんは、通勤や通学、買い物などで移動する時、何を利用していますか。
生活路線バスは一度に多くの人を運べることから、個々に移動するより、二酸化炭素の排出量を抑えることができるほか、交通渋滞の緩和にもつながる、一番身近な交通手段です。
地球や環境に優しい交通手段であり、そして、地域になくてはならない大切な生活路線バス――。今日はちょっとだけのんびりして、バスに揺られながら、お出かけしてみませんか。
■たんぽこまち号のココがポイント!
・交通系ICも利用できる
・壁の上部には街並みのイラスト
・ワンステップの乗降口
たんぽこまち号のナンバーは、私の誕生日、11月11日になっています!
■乗ろうよ!地域の路線バス~たんぽこまち号で花輪市街地を巡る旅~
▽200円で気軽に利用 花輪市街地を巡ります
皆さんは、「たんぽこまち号」をご存じですか。花輪市街地を循環するバスで、乗車1回につき、大人は200円、子どもは100円で移動できます。目印は、ピンク色で丸みのある車体と、そこに描かれた本市のイメージキャラクターの「たんぽ小町ちゃん」です。(本紙写真1)
そんなたんぽこまち号で巡るバスの旅を、移住コンシェルジュの日髙さんと一緒に、少しだけ紹介します。
今回は、通院客も多いかづの厚生病院前から柴内(しばない)までの間を巡ってみました。
かづの厚生病院での乗車スペースは病院入口のすぐ近く。屋根付きのスペースや待合所が整備され、天気が悪い日でも安心してバスが利用できます。(本紙写真2)
バスに揺られながら、車窓の景色も楽しめます。5分程度で扇(おうぎ)の間(ま)停留所に到着。国道沿いを徒歩で移動すると、自家用車で走る時とは違い、ゆっくりと景色や道端の草花を眺めることができるのが新鮮です(本紙写真3、4)
いとく鹿角ショッピングセンターに到着。買い物を楽しんだ後は、花輪の中心部に向かうため、再び乗車。途中、終点の鹿角花輪駅前停留所で15分ほど待機し、改めて乗車します。
六日町(むいかまち)停留所に到着すると、旧関善酒店があり、風情のある建物内を見学しつつ、ソフトクリームをいただきました。その周りには、紅色の花を咲かせたサルスベリが目に入り、新しい発見に心が躍ります。途中、「御食事処ぐりとる」でお昼ごはんを食べ、再び商店街を散策します。(本紙写真5、6、7、8、9)
商店街には、衣料品店や雑貨屋さんなどが立ち並んでいて、ついつい立ち寄って、掘り出し物を購入。
その後、歴史民俗資料館を見学して、横丁(よこちょう)停留所からバスに乗車。柴内停留所で下車し、バス旅終了です。(本紙写真10、11、12)
バスでの移動は、普段見ることのできない景色を、ゆったりと見ることができたり、親切な運転手さんとの交流もうれしいポイントでした。
皆さんも日常生活に公共交通を取り入れて、普段と違った鹿角をゆっくり楽しんでみませんか。
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