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Sopron note(ショプロン ノート) 日本語語学指導員現地レポート

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秋田県鹿角市

■日本語語学指導員 堀縁(ゆかり)さん
花輪高校卒業後、獨協大学外国語学部に入学。新潟県で地域国際交流協会に従事するなど、豊富な国際交流活動の経験を生かし、第12代日本語語学指導員に就任。ハンガリーで活動中。

今回は、以前日本語教室で学び、現在は首都ブダペストのカーロリ大学日本語学科で教壇に立っているセメレイ・マールトンさん(以下、マ)にインタビューしました。
堀:日本に興味を持ったきっかけは?
マ:子どもの頃、中世の日本を舞台にした「将軍」というテレビドラマを見て、ハンガリーからとても遠い所に不思議な島国があることを知りました。海も山も美しく、馴染みはないけれど面白そうな国。そのような第一印象を持ちました。
堀:ショプロン日本語教室での思い出は?
マ:初めてショプロン日本語教室へ行った時、すでに私の頭の中は日本文化でいっぱいになっていました。なぜなら、その数週間前から極真空手の道場に通い始めた私は、稽古で厳しい先輩方からいろいろな日本語の号令を聞くたびに、それを覚えるのに必死だったからです。一方で、日本語教室では、当時の恩師である淺利裕子(ひろこ)先生がとても優しく、みんなで楽しく勉強できる環境を整えてくださいました。勉強が苦手だった私が、学習の喜びを知ることができたのは、淺利先生のおかげです。大学講師となった今でも、彼女に教わったことをもとに、授業を進めています。
堀:1999年に鹿角でホームステイした時の印象や感想を教えてください。
マ:ホストファミリーの皆さんがとても親切で、冷やし中華やきりたんぽを食べたことが記憶に残っています。特に、ハンガリーでは口にすることのない海鮮のお刺身が出た時には、カルチャーショックを受けました。
堀:鹿角の皆さんに一言!
マ:鹿角市とショプロン市の姉妹都市提携のおかげで人生が大きく変わった人は少なくありません。私もその一人として、関係者の皆さんに心より感謝を申し上げたいと思います。両市の友好関係がより一層深まりますようお祈り申し上げます。

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