◆マイナンバーカードを活用した適切な医療の提供
高知県宿毛市では、地域で普及している医療介護情報ネットワーク「はたまるねっと」(運営:一般社団法人幡多医師会)を活用し、医療機関等の受診歴、検査結果、アレルギー情報、処方などの医療情報の参照や、自身で計測したバイタル情報の登録、参照ができる健康づくりサポートアプリ「はたマイカルテ」をリリースして市民の健康意識の向上に取り組んでいます。
「はたまるねっと」のIDカードとマイナンバーカードを紐付けることにより、医療機関を受診する際に、マイナンバーカードを提示することで医療情報が開示される仕組みを構築するとともに、「はたマイカルテ」には検査結果や処方の履歴がアプリ内に保存されるため、大規模災害時などに起こり得るオフライン環境下や旅行先などでの急な受診の際にも医療情報が参照でき、適切な医療につながることが期待されます。
また、「はたマイカルテ」のポイント獲得機能を活用して、市民が楽しみながら日々の健康管理に役立てることもできます。
利用者からは「毎日薬を服用するようになり日々の健康管理には気をつけるようになりましたが、ポイントが付くという楽しみができて喜んでいます。これからも健康に気を付けた生活を送っていきたいと思います。」との声があり、市民の健康管理を意識した生活につながっています。
市では、マイナンバーカードの保険証利用に加え、「はたまるねっと」の登録医療機関の共通診察券として利用できるようシステムを構築し、保険証、診察券、はたまるカードのワンカード化を図るなど、今後もマイナンバーカードを活用した市民の利便性の向上につながる取組を推進してまいります。
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