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自治体の皆さまへ

地域を変える新しい力 地域おこし協力隊 Vol.8

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地域おこし協力隊として活躍する皆さんに、地域での活動や生活の様子などをうかがいます。

■石墨棚田の保全や交流人口の増加に自分の経験を生かして貢献したい

群馬県 沼田市
山口真吾さん
・令和5年1月着任
・東京都出身

Q 地域おこし協力隊に応募したきっかけは?

60歳以降の生活を検討する中で、地域おこし協力隊制度のことを知りました。沼田市は趣味のスノーボードで何度も来ていて馴染みがありましたし、自然や文化にも大きな魅力があったので応募を決めました。単身で移住したので、東京の自宅から2時間ほどで移動できることも決め手の一つです。

Q 石墨棚田のある薄根地区はどんなところですか?

石墨棚田は、令和4年に「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」にも選定された美しい場所です。協議会が設立された平成 30 年当時は、耕作放棄地で荒れていたそうなので、地元の皆さんの努力でここまで再生させたのはすごいことだと思います。地域への思い入れがあり、よそから来た人も温かく迎え入れてくれる方が多いです。

Q 地域おこし協力隊としてどんな活動をしていますか?

沼田市薄根(うすね)地域に広がる石墨棚田の保全やホタルの復活など地域活性化を進めている「薄根地域ふるさと創生推進協議会」を活動拠点としています。週の3~4日は棚田での農作業などで体を動かし、会計処理等の事務処理なども行っています。農作業は初めての経験ですが、成果が目に見えるところが楽しく、やり甲斐を持ってやっています。

Q 今後の目標は?

田植えや稲刈りなど年 4 回の作業日にだけ参加し、収穫した米を最低 40kg 保証する棚田オーナー制度を実施しており、現在 32 組のご家族が参加していますが、もっと増やしていきたいですし、米づくりを中心とした農業体験も充実させたいです。ドローンフライト体験といった新しい試みもやりながら、活気のある地域を取り戻す一助になればと考えています。

地域おこし協力隊とは、都市地域から人口減少や高齢化等の進行が著しい地域に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期は概ね1年以上、3年以内です。総務省では、隊員数を令和8年度までに10,000人に増やすという目標を掲げており、この目標に向け、地域おこし協力隊等の強化を行うこととしています。

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