【活動事例2】[観光 情報発信]カツオの魅力で地域おこし 高知県高岡郡中土佐町
久竹 庸代
出身地:高知県高知市
転出元:神奈川県鎌倉市
前職:BS・CS テレビチャンネルの広報、マーケティング
活動期間:活動期間 令和3年9月~
■協力隊に応募したきっかけは?
高知市出身で、大学進学で東京に上京しそのまま就職。ずっと東京で働いていましたが、故郷・高知の地域活性に携わりたいと思い、高知県内の地域おこし協力隊を探していました。
ウェブでみた「久礼大正町市場」の事務局の方が面白そうな人だったこと、市場組合長が〝食文化〟を大切にしていたこと、役場担当者が素朴で優しかったことが決め手です。
毎日楽しく働いている今「何をするか」も大事ですが、それ以上に「誰とするか」が大事だと実感しています。
■カツオ食文化継続と人材育成を目的に、地域小学校で「英才カツオ食育授業」を実施
高知は、日本一カツオを食べる町です。次世代のカツオ好き育成を目的に、鮮魚店による食育授業を企画・運営しています。
味を深堀りする、利きカツオ等、教育委員会と連携し小学校で実施しています。授業を通じ、カツオ人材を育成することによる長期的な視点での町の魅力向上を図っています。
■「カツオHANDBOOK」の企画・編集
市場の鮮魚店のスポンサードのもと、メディア・観光・教育関係者への資料「カツオHANDBOOK」を企画・編集。生態等の基本情報から、漁の歴史や久礼のカツオが美味しい理由、市場のカツオ料理まで幅広く網羅しています。
メディアの取材の際はこの資料を活用してもらっています。市場HPでも公開中。
■中土佐町のイベント「かつお祭」に連動した、「久礼大正町市場かつお祭」の開催
令和4年5月に、中土佐町・久礼の名物イベント「かつお祭」が3年ぶりに開催。それに合せて、カツオの市場として「久礼大正町市場かつお祭」を同時期に実施しました。
食堂でのイベント限定メニューや販売店での割引・特典サービスのほか、参加無料の利きカツオのテイスティングなどを実施。企画・運営を担当しました。
■今後の抱負・任用後の目標
現在、カツオ好きの高知県民が、カツオを食べにいく中土佐町久礼にある「久礼大正町市場」の活性化施策をしています。
久礼地区は、400年以上続くカツオ一本釣りの漁師町です。
町にはカツオの食文化が根付き、カツオに詳しく〝カツオ偏差値が高い〟町民が大勢います。高知県出身ながら、知らないことも多く、もっとカツオのことを勉強していきたいです。
任用後は、自身のPRスキルを活かして「土佐久礼かつお」の情報発信やブランディングに携わりたいと考えています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>