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自治体の皆さまへ

地方のかがやき 山形県 酒田市(2)

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◆酒田市の取組01
e-モビリティで商品を配送 離島を舞台にしたDX事業
飛島スマートアイランドプロジェクト

酒田港から北西に39kmの飛島は山形県唯一の有人離島です。
平成30年に飛島振興プロジェクトをスタートし、島民が参加する座談会やワークショップを重ね、離島ならではの様々な課題があげられました。これを受け、人口減少と高齢化が進む飛島においてデジタル技術を活用した課題解決に向け、海底光ファイバーケーブルを敷設しました。島内に光通信環境を整備して有機ELパネルの高精細映像を使う遠隔診療の実証実験を開始。併せて公共施設に販売施設を設け、島内どこからでもスマートフォンで商品を注文できるシステム「うみねこちゃん」を開発しました。配達には小型e‐モビリティ (電気自動車 )を用いています。
この「飛島スマートアイランドプロジェクト」は、内閣官房主催の令和4年度「夏のDigi田甲子園」で優勝しています。

◆酒田市の取組02
市内企業の意識に変化をもたらした「日本一女性が働きやすいまち」を目指す宣言
女性活躍推進

平成29年10月1日に、酒田市は「日本一女性が働きやすいまち」を目指す宣言を行いました。女性が個性と能力を十分に発揮できるよう、地元企業のリーダーの協力を求めるため令和3年に設立したのが「日本一女性が働きやすいまち宣言に賛同するリーダーの会」で、すでに賛同企業は100 社を超えています。酒田市は厚生労働大臣が女性の活躍推進について優良な企業を認定する「えるぼし認定」の数でも県内1位になりました。
また酒田市産業振興まちづくりセンター「サンロク」は、女性の多様な働き方と所得増加を実現するため、ITスキルを身に付けた「サンロクIT女子」を育成しています。

◆酒田市の取組03
まちなかの住まいを拠点に「参加する暮らし」を実現
TOCHiTOプロジェクト

移住者にまちに溶け込んでもらい、地域で活躍することを目的とするのが「TOCHiTO(とちと)プロジェクト」です。このプロジェクトを進めるにあたり、酒田市は地域の事業者グループや生活クラブ生協、東北公益文科大学、移住希望者などと計画を検討したうえで、利便性の高い市街地に移住者用の居住棟である「TOCO(とこ)」と活動の拠点となる交流棟「COTO(こと)」を設けました。移り住んだ人たちはすでに子ども食堂や海洋ごみをなくす活動などに参加しています。
酒田市はこのほか専門のコーディネーターが就職希望者と市内企業とのマッチングを図る「UIJターン人材バンク」や住宅支援補助金などで移住者を支援しています。

◇酒田市に移住しました

様々な地域活動に取り組むかたちの移住
倉富士子さん(左)、
朝倉深太郎さん(中)、
鈴木陽子さん(右)

今年4月に東京都から移住した元小学校教諭の朝倉深太郎さんは「移住して何をするか」という観点から酒田市での暮らしを選びました。生活クラブ生協の組合員として庄内地方の食材を愛用していた朝倉さんご夫婦は「生産者の役に立ちたい」と週3回、農作業を手伝っています。
同じく東京都から移住した鈴木陽子さんは「取り組んできた衣類などのファイバーリサイクルのシステムを酒田で作りたい」と準備中です。

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