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《特集》新時代に求められる強靱・健全なデータ流通社会の実現に向けて(5)

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■第3章■新時代の強靱・健全なデータ流通社会の実現に向けて
第1節:データ流通・活用の新たな潮流
◇データ流通の新たな潮流として、ブロックチェーンを活用したデータの流通・分散管理をベースとする「Web3」、その応用技術(例:分散型自律組織(DAO))が登場しています。
◇通信ネットワークやXR技術等の高度化に伴い、メタバースやデジタルツインを活用した新たなサービスが登場し、国民の認知度も向上しつつあります。エンターテイメントのみならず、教育、地域活性化、インフラ管理、防災、農業等でも活用されています。
◇進化の著しい生成AIについても、対話型言語モデル「Chat GPT」、テキストを入力すると画像を生成する「プロンプト型画像生成AI」などが登場しています。

メタバースの認知度(国際比較)

メタバース活用事例
◇東京大学メタバース工学部
出典:東京大学
※詳細は本紙をご覧ください。

デジタルツイン活用事例
◇バーチャル静岡
出典:静岡県
※詳細は本紙をご覧ください。

第2節:豊かなデータ流通社会の実現に向けて
◇データを活用した多様なデジタルサービスは我々の生活に深く浸透しています。Web3の応用技術やメタバース等の新たなサービスも注目を集めており、地域活性化、防災等の我が国が抱える様々な社会的・経済的課題解決に貢献すると期待されています。
◇データの安全かつ適正な流通を促進し、データ利活用の恩恵を誰もが享受できる社会の実現に向けた取組の推進が重要です。

《データ流通・利活用を巡る取組》
■データ流通を支える強靱な通信ネットワーク
・非常時でも継続的にデジタルサービスを利用できる環境の実現に向けて、災害に強い通信ネットワークの構築、代替手段の確保(例:事業者間ローミング、非地上系ネットワークの活用)
・災害に対するレジリエンス向上等の観点から、データセンターや海底ケーブル等の立地分散化を推進
・国際情勢が複雑化する中、経済安全保障の観点から、サイバーセキュリティやサプライチェーンリスクへの対応を強化

■超高速・超大容量のデータ流通を支えるBeyond 5Gの早期実現
・タバース等の新たなサービスの普及、データ主導型のSociety5・0の実現に向けて、超高速・超大容量・超低遅延のデータ流通を可能とするBeyond 5G(6G)に向けた取組を強化・加速
・地球温暖化等環境問題が深刻化する中、超低消費電力でのデータ流通を可能とするBeyond 5Gの早期実現が必要

■標準化・国際ルール形成への貢献
・国境のないデジタル空間では、国際社会と連携して標準化やルールを推進・形成していくことが重要
・普及・進化が著しいAIについては、G7広島サミットで立ち上げられた「広島AIプロセス」やG7デジタル・技術大臣会合で合意されたアクションプラン等に基づき、各国と連携してAIの利用環境整備等を推進
・メタバースについては、メタバース間の相互運用性の実現、関連技術の国際標準化等に向けた取組を促進

■豊かかつ健全な情報空間の実現
・玉石混交のデータ・情報が流通するインターネット空間において、国民一人一人が、適切に情報を受発信したり、AI等の新たなツール・サービスを正しく活用したりするためのリテラシーの向上
・表現の自由に配慮するとともに、透明性を確保した上で、情報の媒介者であるプラットフォーム事業者を含めた幅広い関係者による自主的取組(例:ファクトチェック、研究開発)の促進

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