モバイル市場競争促進プランの施策紹介[3]
(3)事業者間の公正な競争環境の整備の促進
●事業者間の競争環境の整備
・通信・端末分離規制の基準値の引き上げ(→独立系MVNOを規制の対象から除外)
・接続料の更なる低廉化
■競争環境整備には、MVNOの競争力確保が重要
MNO3者による寡占的な市場を踏まえると、MVNOの競争力確保が重要です。他方、MVNOのMNOに対する相対的な競争力は低下しています。
■MVNOへの規制緩和データ接続料の低廉化
MNOとMVNOの適正な競争関係を確保するため、通信料金・端末料金の分離に係る規制対象から、独立系MVNOを除く制度改正を令和5年内に実施するとしました(12月27日施行済)。
加えて、MVNOの競争力確保には、ネットワーク利用料である「データ接続料」の低廉化を一層進めることが重要です。このため、データ接続料を令和5年度当初と比較して、令和7年度までには、約3割低廉化を図ることとしております。
【データ接続料の低廉化】
◆更なる競争促進化策の検討モバイル市場競争促進プランで示した取組の実施状況のフォローアップに加え、更なる競争促進化策の検討を行う場として、競争ルールの検証に関するWG、消費者保護ルールの在り方に関する検討会等を活用して来年夏を目途に結論が得られるよう、早期に検討を開始するとしております。
具体的には、
・通信料金の低廉化に加え、端末をニーズに応じて多様なものから選択できるようにすることも重要であるため、中古端末を含む端末市場の更なる活性化のための対策
・モバイル市場の寡占的な状況が継続していることを踏まえ、競争を一層促進させるための実効性の高い対策を中心に幅広く検討を行います。
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