■電波を有効に利用するため「電波の利用状況調査」を毎年実施しています
「電波の利用状況調査」は、電波の利用状況を把握し、さらなる有効利用につなげるための、国の重要な調査です。(電波法に基づいた回答義務のある調査です。)
◇電波は限られた資源です
携帯電話をはじめとして、電波を利用する無線システムは年々増加しており、免許等が必要な無線システムだけでも10年前の約2倍、3億局以上となっています。一方電波は、同一の地域で、同一の周波数を利用すると、混信して通信が困難になる性質があることから、無線システムが利用できる電波の周波数には限りがあります。
◇電波の有効利用の取組
限りある資源である「電波」を有効利用するため、需要に応じて周波数を再分配し、新しい技術の無線システムを導入するなど、総務省は「周波数の再編」を進めています。一例ですが、携帯電話向けとして、2040年までに約10倍(2023年度末と比較)の周波数を確保する目標を立てています。このような周波数の再編の検討に当たって、基礎となる調査が「電波の利用状況調査」です。
◇電波の利用状況調査
「電波の利用状況調査」では、毎年「調査票」をお送りして、無線システムの免許人などにご回答いただき、その調査結果に基づき「電波監理審議会」において有効利用評価を行います。総務省は、この評価結果を基に周波数の再編を進め、「携帯電話をよりつながりやすく、より高速にする」、「新たな無線技術を導入して、自動車の自動運転の安全性を高める」といった、生活を豊かにする通信環境の整備に努めています。
総務省電波利用ホームページ
「電波の利用状況の調査・公表制度」
【URL】https://www.tele.soumu.go.jp/j/ref/research/
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