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自治体の皆さまへ

地域を変える新しい力 地域おこし協力隊 Vol.11

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地域おこし協力隊として活躍する皆さんに、地域での活動や生活の様子などをうかがいます。

■自分のルーツがある町 存続と活性化のために活動を続けていきたい

高知県 仁淀川町
エルドリッヂ愛未(あみ)さん
・令和3年7月着任
・兵庫県出身

Q 地域おこし協力隊に応募したきっかけは?

赴任する少し前に、作家・石川真理子さんの著作『女子の武士道』を翻訳させていただいたのですが、それが自分のルーツを深く知る機会でもありました。高知県出身の祖父母に話を聞いたところ、曾祖母が仁淀川町の出身であることが分かり、移住してお役に立てることはないかと考えました。そんなとき、地域おこし協力隊の募集を知り、応募しました。

Q 仁淀川町はどんなところですか?

主に活動しているのが別枝地区というところで、皆さん温かみのある方ばかりです。ただ、住民は80人ほどで高齢者率が高いため、存続の危機にあります。土佐三大祭りの一つ、秋葉まつりの開催地として知られ、名産の茶畑も多い地区なので、これを守ろうと住民有志で結成されたのが「秋葉まつりの里・未来会議」です。

Q 地域おこし協力隊としてどんな活動をしていますか?

秋葉まつりの里・未来会議に参加して、事務所の掃除や草刈り、特産品の商品化の手伝い、新聞作成やSNS発信など、地域存続と活性化のために活動しています。秋葉神社で令和5年8月に関西のミュージシャンによるコンサートを開きました。これからもイベントなどを通じて交流人口を増やしていきたいです。

Q 今後の目標は?

別枝地区でも空き家問題が深刻なのですが、いろんな方の協力を得て、改修を進めていきたいです。宿泊施設としても使えますし、津波の来ない地域なので南海トラフ地震が起きた場合には、被災者などの受入先にもなります。また、水の浄化や空気清浄、脱臭、建築資材などに使える「粉炭」で地区の活性化をしたいと考えているので、その生産現場として活用したいです。

地域おこし協力隊とは、都市地域から人口減少や高齢化等の進行が著しい地域に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR 等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期は概ね1年以上、3年以内です。
総務省では、隊員数を令和8年度までに10,000人に増やすという目標を掲げており、この目標に向け、地域おこし協力隊等の強化を行うこととしています。

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