◆丸森町の取組01
電子母子手帳アプリとオンライン医療相談を連携
子育て支援事業
子育て支援を重要施策と位置づける丸森町は令和3年に発育記録の保管や予防接種、健診のスケジュールの通知などができる母子手帳アプリ「母ボ子シモモ」とあわせて、Webフォーム(24時間受付)やチャット、音声・ビデオ通話(リアルタイム)で医師に相談できる「産婦人科・小児科オンライン」を導入し、これらを連携させて運用しています。
また子育て世代包括支援センターと子ども家庭総合支援拠点を一体的に運営する「WARASKO(わらすこ)」を設置して、妊娠期・子育て期のワンストップ相談窓口としたほか、複数回の自宅訪問や庁舎内に授乳室を設置するなど様々な方法で、妊産婦へのきめ細やかで、寄り添った支援に努めています。
◆丸森町の取組02
町の広報紙などを電子書籍化して情報提供
電子書籍・電子回覧板
町全体に光ファイバーを敷設している丸森町は平成29年度にそれまで各世帯に届けてきた町の広報紙や各部署のチラシをスキャンするなどして電子書籍化し、パソコンやスマートフォン・タブレット端末で閲覧できる電子回覧板「ちいき本棚」に公開しました。
本棚に納めたように整理されているので簡単に見つけることができ、広報紙のバックナンバーなど過去の情報にもすぐにアクセスできます。
各部署の情報が掲載されるので役場内の情報共有でも役立つことに。またWeb上で閲覧できるため、印刷部数の制約を受けることなく、町外に向けた観光やイベントなどの情報を発信できることから、関係人口を増やすことにつながると期待されます。
◆丸森町の取組03
隊員を支援する「まるまるまるもりプロジェクト」
地域おこし協力隊事業
丸森町は地域協力活動を行う地域おこし協力隊の制度を起業型、企業研修型、地域貢献型、復興支援型の4つに分類して活用しています。
起業型についてはこれをサポートする「まるまるまるもりプロジェクト」を平成29年に開始しました。
町が創業支援の拠点として開設した「丸森町起業サポートセンターCULASTA(クラスタ)」では事業や収支計画へのアドバイス、専門家の紹介などを無料相談で実施しています。
こうした手厚いサポート体制もあり、隊員の中からすでに17人の起業家が誕生し、その多くが任期満了後も丸森町に住み続けています。好結果を受け、新たな希望者が集まるという循環も生まれています。
◇丸森町に移住しました
・ミツバチが作った素材を活用
居心地の良い暮らしやすさと起業に対する支援体制が魅力的でした
「マメムギモリノナカ」代表 山下久美さん
宮城県仙台市でセラピストをしていた山下久美さんは起業型の地域おこし協力隊となり、繰り返し使えるミツロウラップを製造販売する「マメムギモリノナカ」を令和元年に立ち上げました。
任期後も丸森町を活動拠点とし、「CULASTA」の受託運営者として起業家をサポートする活動も行っています。
・古民家を改装した宿を運営
自然がそばにある田舎暮らしを体験してください
まるもりホステル」宿主 中村真悟さん
三重県出身の中村真悟さんは、丸森町の地域おこし協力隊として、日本の原風景が残る山間地の筆甫地区にある築120年の古民家を自ら改築し、令和4年に「まるもりホステル」をオープンしました。薪割りや五右衛門風呂などを体験できる宿で、地域コミュニティの場としても活用されています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>