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自治体の皆さまへ

地域を変える新しい力 地域おこし協力隊 Vol.12

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地域おこし協力隊として活躍する皆さんに、地域での活動や生活の様子などをうかがいます。

■自分の手で生み出し、提供する農業で多くの人を幸せにしたい

三重県 志摩市
高橋奎介さん
・令和4年11月着任
・大阪府出身

Q 地域おこし協力隊に応募したきっかけは?

志摩市は幼少期から父の仕事の関係でよく訪れていたので、馴染みがありました。以前は海外で生活していましたがコロナが流行したことにより、これから何をしていくか改めて考えたとき、もともとものづくりが好きだったこと、自分が作ったもので誰かが幸せになる事にやり甲斐を感じ、思い出のある志摩市でいちご農家になりたくて、地域おこし協力隊に応募しました。

Q 志摩市はどんなところですか?

何も不便なく、とても過ごしやすいまちです。農園や近所にお住まいの皆さんも朗らかで、みんなで助け合いながら生活している感じがします。余った野菜やお米、魚を届けてくださったり、シェアする文化は都会にはあまりない素敵なところだと思います。

Q 地域おこし協力隊としてどんな活動をしていますか?

志摩市の特産品であるいちごの「レッドパール」と、干し芋の「きんこ」の原料となる隼人芋栽培、加工の担い手となるため赴任先の農園で活動しています。現在はいちご収穫体験がスタートしており、日々来場されるお客さまにおいしいいちごを提供できるよう栽培、調整し、他にもいちご農家になるための必要な技術や知識をファームの皆さんから学んでいます。

Q 今後の目標は?

今まで関わった人達、これから関わる人達が幸せになる仕事をするのが目標です。「おいしかった、また食べたい」、一日の中で小さな幸せを感じてほしい、そのきっかけが僕が作るいちごでありたいと思っています。レッドパールはいちごの中でも特に生産量が少ない品種の一つなので、栽培方法をしっかりと身につけ、地域の人たちから愛されるファームを持ちたいと考えています。

地域おこし協力隊とは、都市地域から人口減少や高齢化等の進行が著しい地域に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期は概ね1年以上、3年以内です。
総務省では、隊員数を令和8年度までに10,000人に増やすという目標を掲げており、この目標に向け、地域おこし協力隊等の強化を行うこととしています。

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