■その電話切らないで! ~きこえる人にお願いしたいこと~
「電話リレーサービスです」または「電話リレーサービスのヨメテルです」という電話を受けても、通常の電話と同じように通話をしてください。
公共インフラとしての電話リレーサービスが開始されてからもうすぐ4年が経ちます。きこえない人の利用が増加する中で「生活上の手続や契約を円滑に進められるようになった」、「急ぎの用事や急な病気・怪我のときもすぐに対応できるようになった」、「家族・友人・知人に頼らなくてよくなった(頼ることが減った)」など、高く評価するご意見をいただいていますが、一方で、国民の皆様への認知や理解がまだまだ充分とはいえない状況であり、きこえない人が電話しても受話側のきこえる人からは、いたずら電話や何かの勧誘と誤解され、一方的に電話を切られてしまうケースもあります。
「電話リレーサービス」はきこえない人ときこえる人双方の発言をそれぞれ通訳します。通話の際には、通訳オペレータと会話するのではなく、通訳オペレータの向こうにいる通話の相手と会話する感覚でお話しください。(「ヨメテル」はきこえる人の声をそのまま文字に表しますが、きこえにくい人の声は直接届きます。)
「電話リレーサービス」と同様に、1月に開始された「ヨメテル」も、たくさんのきこえにくい人の暮らしや社会参画に役に立つ、そしてきこえる人とのつながりを感じることができるサービスです。総務省としては、多くのきこえる人にも通常の電話と同じように受け入れていただけるように、「電話リレーサービス」と「ヨメテル」の普及を進めていきます。
※電話リレーサービスの通訳オペレータは利用者や通話の相手方からの「相手に伝えておいてほしい」といった伝言や、「この内容で予約しておいてほしい」といった用件の代理対応は行いませんのでご留意ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>