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地方のかがやき 沖縄県 那覇市(1)

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■交易や拠点として発展してきた県都で進む行政DX

沖縄県で最大の島、沖縄本島の南西部にある那覇市を中心とする1,500km圏には東京やソウル、北京、マニラという大都市が並びます。東アジア各国の首都から等距離に位置する那覇市は県の交通の拠点であり、国内外や県内の離島を結ぶ那覇空港と那覇港を有し、平成15年に開業した沖縄都市モノレール「ゆいレール」が空港と市の中心部をつないでいます。
歴史的には15世紀に成立し、首里に王城を構えた琉球王朝のもと、外国との交易で栄え、独自の文化が育まれてきたまちです。
かつての那覇は島々が浮かぶ入り江の漁村でしたが、交易が盛んになり、人々が渡来し、公館が置かれて発展し、埋め立ても進み、現在の地形となりました。
すっかり都市化した那覇ですが、市内には王朝時代の遺産が点在しており、ユネスコ世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9か所のうち4か所が市内にあります。
このほか沖縄の食文化に触れることができる第一牧志公設市場、那覇市の市魚まぐろを堪能できる泊いゆまち、なはまぐろ市場など人気の観光スポットがそろい、那覇の三大祭り(那覇大綱挽、那覇ハーリー、琉球王朝祭り首里)など見ごたえのあるイベントも来訪者を迎えてくれます。
亜熱帯モンスーン地帯に属し、温暖な那覇市はリゾートの快適性と都会の利便性を併せ持ち、移住先や二拠点生活の居住地としても人気となっています。

■点在する王朝時代の遺産、にぎわう市街地と美しい砂浜

◇首里城
琉球王朝の王城。客人を迎えた儀式用の守礼門(しゅれいもん)(写真左)や歓会門(かんかいもん)、瑞泉門(ずいせんもん)、漏刻門(ろうこくもん)
、奉神門(ほうしんもん)(写真上)などは無料で見学できる。現在、正殿などの復元工事が行われており(令和8年度完成予定)、工事の見学エリアがある。

◇琉球王朝絵巻行列
毎年秋ごろに行われる首里城祭のイベントのひとつ。公募で選ばれた国王・王妃、官吏などの華やかな行列が古典音楽とともに国際通りを進む。

◇識名園(しきなえん)
琉球王家の別邸の庭園。池の周囲を歩きながら景色の移り変わりを楽しめる廻遊式庭園。首里城の南にあり、南苑とも呼ばれた。

◇1万人のエイサー踊り隊
国際通りを舞台に行われる県内最大級のエイサーの祭り。一般公募で集まった踊り手や県内の青年会や子ども会が舞を披露。

◇NAHAマラソン
毎年12月に開催。那覇市の奥武山陸上競技場をスタートし、県南部5市町を回る。米ハワイ州ホノルル市の姉妹都市締結25年を記念して始まった。

◇那覇大綱挽
15世紀に始まったとされる沖縄最大の伝統文化催事。毎年10月に開催。国道58号線で女綱(みーんな)と男綱(をぅーんな)を結合させた綱を引き合う。

◇国際通り
那覇市と旧首里市を結ぶ道として整備された約1.6kmの商店街。「人に優しい街・歩いて楽しい街」をコンセプトとする。

◇やちむん通り
約400mの石畳に素朴な風合いが特徴の壺屋焼の窯元やショップ、カフェなど約50店が並ぶ。やちむんは焼物の意味。

◇壺屋うふシーサー
約5か月かけて作成した高さ3.4m、重さ3tのシーサー。定期的に口から水煙を吐き、夜はライトアップされる。うふは大きいの意。

◇沖縄そば
麺は小麦粉にかん水を加えてつくる。具はバラ肉を砂糖と醤油でじっくり煮込んだ三枚肉、ショウガ、カマボコなど。

◇沖縄風天ぷら
卵をたっぷり使った厚めの衣が特徴。エビやイカのほかゴーヤなどの島野菜やモズクなどもタネに。おやつとしても好まれる。

※写真は本紙をご覧ください。

◎Naha-City
人口:313,573人(令和6年10月末現在)
面積:39.27平方キロメートル
【URL】https://www.city.naha.okinawa.jp/

■歴史があり過ごしやすい県の中心地

那覇市長 知念 覚(ちねん さとる)

那覇市は、沖縄県の県都として、人口31万3000余を有する政治・経済・文化の中心地です。また、古くから港が整備され、海外との交流拠点として「琉球王国」文化が花開き、世界遺産の首里城や識名園をはじめとする歴史的建造物や文化財が数多く存在する歴史あるまちでもあります。
気候的には、黒潮の影響により冬でも暖かく、夏は四方の海から風が吹きぬけ、年間の平均気温差も少なく過ごしやすい土地です。
ぜひ、多くの皆さまに那覇市を訪れていただき、その魅力に触れていただきたいと思います。

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