ぐんまちゃんが群馬県の魅力的なもの「ぐんまの宝物」を探して、体当たりリポートします!
・「鬼は守り神にもなるんだね」
■vol.3藤岡鬼面瓦(ふじおかきめんがわら)
○良質な粘土に恵まれた藤岡の地で発展した瓦文化
良質な粘土と水に恵まれた藤岡市一帯の地域は、古墳時代から埴輪(はにわ)や土器の産地として発展してきました。奈良時代以降は瓦や鬼瓦が作られるようになり、いぶし銀な光沢を放つ藤岡の瓦は関東一円の家屋の屋根に使われてきました。中でも、江戸伝来の技術を受け継ぐ山口さんの鬼面瓦は、代々受け継がれる匠の技が高く評価され、数々の歴史的建造物にも使用されています。
○案内人
山口鬼瓦店・鬼師(おにし) 山口 茂(やまぐち しげる)さん
平成24年「卓越した技能者(現代の名工)2012」に選定、平成29年 黄綬褒章を受章。親子二代での選出が、技術の高さを裏付けています。
■ぐんまちゃんが体験『瓦コースター作り』
・紙に作りたい図案を描きます
コースターの大きさに合わせて、紙に作りたい図案を描いていきます
・描いた図案に沿って竹べらで彫ります
描いた図案を竹べらを使ってなぞり、粘土に転写した図案を彫っていきます
・天日乾燥した後窯で一昼夜焼成します
天日乾燥後、だるま窯※で一昼夜焼成し、窯から取り出したら完成です
※丸みを帯びた土壁でできた窯のこと。達磨大師が座禅を組んでいるように見えたことから「だるま窯」と呼ばれるようになった
■ぐんまちゃんの取材メモ
「鬼の顔を見たら、作者が分かる?」
鬼面瓦は地域や作り手によって顔に特徴がでるため、鬼師が顔を見ればどこの誰が作ったのかすぐに分かります。角も牙も大振りな鬼の顔からいぶし銀な光沢を放つ山口家の鬼面瓦は、全国の鬼面瓦が展示されている京都府の鬼瓦公園で「からっ風のおっかない顔だ」と同業者からも注目を集めました。
・伝統的な手彫りの技術に加え、均一の厚さで土台と鬼面を作る造形技能、立体感や迫力を生み出す仕上げ技能に卓越している、山口さんの鬼面瓦。(京都府福知山市の鬼瓦公園)
■製品に形を変え魅力アップ!
・毎年、人気の高い干支瓦。6年の干支は「辰」
・戦国武将の家紋も瓦で焼くと渋さが増してインテリアにお勧め
・にらみをきかせ、災難から家を守るとされる鬼面を表札にする人も多い
・ぐんまちゃんが体験で作ったサイン入り瓦コースターを、ぐんま広報8ページの数独クイズに応募いただいた人の中から1人にプレゼント!
■動画を見よう!
動画限定!ぐんまちゃんが「鬼面瓦のコースター作り」に挑戦しました。ぐんまちゃんの活躍をご覧ください!
動画ポータルサイト「【URL】tsulunos.jp」
※二次元コードは本紙をご覧ください
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