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【tsulunos PLUS】+ネーチャー いきものスケッチ

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群馬県

群馬で見られる動植物の特徴や生態を紹介します。

■9月から10月にかけて県内に飛来 海を越えて移動する“渡りチョウ”
毎年9月から10月にかけて県内各地で見られるアサギマダラは“渡り鳥”ならぬ“渡りチョウ”です。夏に本州の高原などで過ごし、秋にかけて南下。調査によれば、遠くは沖縄県や台湾などで観察されるなど、海を越え、1,000キロを超えて旅をすることが確認されています。群馬に立ち寄るのは、いわば“ハネ休め”。温かく見守ってあげましょう。

○アサギマダラ-浅葱斑-
特徴:日本など東アジアに広く生息するチョウ。日本では春から夏にかけて北上し、世代交代を経て秋は南下する。夏から秋にかけては、秋の七草としても知られる「フジバカマ」などで蜜を吸う姿が見られる
・詳細図は本紙をご覧ください

○会える場所
・赤城自然園には数百頭が飛来
・県内各地で観察できる
渋川市の赤城自然園には毎年数百頭のアサギマダラが飛来し、間近で観察することができます。その他ぐんま昆虫の森など県内各地で観察できます

○観察のコツ
適温、半日陰、特定の花に吸蜜中が観察できる機会
アサギマダラは20~26度の気温、半日陰、特定の花が好きで、午前9時〜午後1時頃が主な活動時間です。暑い日は森に退きます。群馬で秋に観察できる場所はフジバカマの花壇。訪れた直後は活発で、やがて優雅に舞い、花を選びます。吸蜜中は接近でき、観察と写真撮影の絶好の機会です。(栗田さん)

取材協力:群馬パース大学学長 栗田昌裕(くりたまさひろ)さん

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