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自治体の皆さまへ

GunMaaSで創る新たな群馬の交通 ~公共交通機関をより便利に~ No.1

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群馬県

※詳細図等は本紙をご覧ください

■「MaaS」とは…
Mobility as a Serviceの略称で、複数の公共交通機関やそれ以外のサービスを組み合わせてスマートフォンなどで検索・予約・決済を一括で行うサービスのことです。
公共交通機関を利用することは、都市部の渋滞緩和や排気ガスの削減、健康増進など私たちの生活にさまざまな利点があります。しかし、県内の公共交通機関の利用者は減少傾向にあり、100メートル未満の移動にも4人に1人は自家用車を使うというデータもあることから、自家用車へ過度に依存していることが分かります。
このような状況を解決するため、前橋市が国の「日本版MaaS推進・支援事業」の指定を受けて実証実験を実施しました。その成果を踏まえて、県では県内にこの仕組みを拡大するため、今年3月に群馬版MaaS「GunMaaS」の運用を開始しました。現在は、前橋地域を中心とした運用を始めていますが、将来的には県内全域での運用を計画しています。
今回は、GunMaaSの機能紹介と、交通事業者・愛用者の声をご紹介します。

○県内の公共交通機関利用者数の推移

県庁交通イノベーション推進課調べ

○従来は…
個別に経路検索・予約・決済

○GunMaaSを使うと…
スマートフォン1つで経路検索から予約・決済まで

※シェアサイクル…自転車を共同利用する仕組みのこと
※デマンドバス…利用者の要望に応じ、運行ルート・時間・乗降場所などを対応させる仕組みのバスのこと

■目指すのは、公共交通機関がより身近な存在になる社会
・運転に不安がある人や、運転免許を持っていない人も安心・気軽に移動できます!
・通勤・通学時の渋滞を緩和!運転をしないので、通勤時間が自分の時間に!
・公共交通機関を使うと環境に優しい

■公共交通事業者の声~GunMaaSへの期待~
○東日本旅客鉄道株式会社前橋営業統括センター 前橋駅 笠原瑠璃さん
都道府県が主体となってMaaSに取り組んでいるところは、群馬県だけです。当社としても公共交通機関をもっと利用してもらうため、県全域へのサービス拡大に向けて協力していきたいと考えています。
その取り組みの一環として、県や前橋市と連携して、GunMaaSの登録相談会などを行っています。そこで寄せられたご意見・ご要望などを反映させ、より使いやすいサービスへと成長させていきたいです。

○一般社団法人群馬県バス協会 会長 佐藤俊也さん
乗合バスは県民の重要な生活交通であるため、当協会では路線の維持・確保に努めていますが、存続のためには一人でも多くの皆さまにバスを利用していただくことが必要です。
そこで、県と協力してバスの走行位置が分かる「バスロケーションシステム」や「ICカード乗車券」で乗車できるバスの導入など、便利で移動しやすいバスをご提供できるよう、取り組んでいます。
この記事をきっかけに公共交通機関に興味を持ち、GunMaaSを利用していただく方が増えれば、大変嬉しく思います。

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