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【tsulunos PLUS】+ワーク ザ・バックステージ~魅力の裏舞台~

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群馬県

今回の舞台
「古墳発掘調査」

■古代東国文化の中心地、群馬で古墳や遺跡の発掘調査を行う研究員
多くの古墳が残る群馬県。平成29年発行の『群馬県古墳総覧』(県文化財保護課)では、県内8400基の古墳について記録されており、東日本では圧倒的な質と量を誇っています。今回は古墳から発掘された土器や埴輪(はにわ)などの歴史研究に欠かせない、古墳発掘調査について紹介します。
・藤岡市の古墳から出土した埴輪は藤岡歴史館(藤岡市白石)に展示されています

▽[人]
有限会社毛野考古学研究所 上席研究員 志村哲(しむらてつ)さん
「幼少期から古墳に興味があり、高校で郷土研究部に所属し、大学では考古学を専攻しました。地域の歴史を解明し、教科書では学べない歴史が感じられる古墳の発掘調査は楽しいです」

▽[仕事]
現在作業をしている藤岡274号墳と275号墳は、6世紀後半ごろに造られた古墳です。墳丘(ふんきゅう)や石室などの古墳内部の発掘調査を行い、立面図などを編集・作成します
・土器を傷つけないよう丁寧に掘り出します
古墳から出土した埴輪や土器の配置、焼き物の粘土を検討し作られた場所を特定するなど、発掘後の報告・研究をデジタルデータとして記録に残します

▽[道具]
使いやすく道具を改良
古墳を慎重かつ丁寧に掘り進めるために先端を曲げた「移植ゴテ」や、古墳の土層断面を少しずつ真っすぐに落とせるよう刃の部分を付け替えた「ジョレン」など、使い勝手が良くなるように市販のものに手を加えて使用します
・移植ゴテ
・ジョレン

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