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【tsulunos PLUS】+トレジャー ぐんまちゃんのぐんまの宝物、見つけたよ!

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群馬県

ぐんまちゃんが群馬県の魅力的なもの「ぐんまの宝物」を探して、体当たりリポートします!

・「おひな様きれいだな!」

■vol.4 前橋びな

○群馬県産の貴重な絹と伝統技法で作るおひな様
今回ぐんまちゃんが見つけた宝物は、県産の絹と江戸時代からの伝統技法で作る「前橋びな」です。きめこまやかなカイコの飼育と、高度な製糸の技術で作る「ぐんまシルク」で、糸作り、染め、織りまでこだわった生地で作る衣装は、国内外で高く評価されています。現在、ひな人形の顔を伝統の素材・技法で作る職人は全国で5人ほどしかおらず、とても貴重な伝統工芸品となっています。

○案内人
人形の島久(しまきゅう)
田島 祐幸(たじま ひろゆき)さん
22歳から千葉の人形問屋で修業を始め、昭和56年に人形の島久を開業。令和元年に前橋市技能功労者として表彰される。群馬県ふるさと伝統工芸士。

■ぐんまちゃんが体験
『前橋びなのここがすごい』
・ぐんまシルクで衣装を作成
ぐんまシルクの中でも染色性に優れた品種「世紀21(ニイチ)」で作った生地で十二単(ひとえ)を再現
・桐塑胡粉技法(とうそごふんぎほう)で作る顔の表情に注目
手作業で作るため、1つ1つの表情が異なり、その人形の個性となります
・本物の持つ輝きは100年先まで残ります
全てに天然素材を使い丁寧に作られる前橋びなは、大切に受け継がれていきます

■ぐんまちゃんの取材メモ
「江戸時代から続く「桐塑胡粉技法(とうそごふんぎほう)」」
ひな人形の顔は桐の木の粉と生麩糊(しょうふのり)を混ぜた桐塑(とうそ)で型を取り、ニカワ※と10年寝かせて粉末にしたイタボガキの粉で作った胡粉(ごふん)で地塗りをします。胡粉の濃度を調整しながらまぶたや鼻などを形成し、中塗り、上塗りと重ねていき、最後に面相描(めんそうが)きをして顔を仕上げます。
※ニカワ…獣類獣類の骨・皮・腸などを水で煮た液を乾かし固めた物質。ゼラチンが主成分で、主に粘着剤などに使う

・イタボガキとニカワで作る胡粉(ごふん)は、白く美しい顔に仕上げるのに欠かせない、貴重な天然素材です
・彫刻刀を使って手作業で目を開眼させていくため同じ顔はなく、1つ1つ表情が違います

■本物が本物に出会う、貴重なおひな様!
・能装束研究家の山口憲(やまぐちあきら)さんとの共作。能装束の生地で作ったひな人形
・古代紫根(しこん)染・染色家の沢口(さわぐち)ハルさんが染めた、南部紫根染の着物を着たひな人形
・絹糸の輝きが違う、ぐんまシルク「世紀21」で作ったひな人形

■動画を見よう!
動画限定!ぐんまちゃんが「おひな様の飾り付け」に挑戦しました。ぐんまちゃんの活躍をご覧ください!
動画ポータルサイト「【URL】tsulunos.jp」
※二次元コードは本紙をご覧ください

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