今回の舞台「群馬交響楽団 ステージマネージャー」
■楽器の運搬から配置図の作成まで年間150回以上の演奏会を支える要
群馬交響楽団の公演は、県内外を合わせると年間150回を超えます。そのステージ作りからセッティング、オーケストラの配置図面の作成や特殊楽器の借り出しなど、ステージに関わる全てが仕事となります。今回は観客に最高の音色を届ける、ステージマネージャーを紹介します。
取材協力:群馬交響楽団
▽[人]群馬交響楽団ステージマネージャー 吹田悦雄(ふきたえつお)さん
「楽器運搬や舞台設営の他、舞台全般を作っています。世界的な指揮者やソリストを迎えて作る『群響サウンド』を、どうステージから届けるかは難しいですが、やりがいがあります」
▽仕事
コンサートの3カ月前に出る楽団のスケジュールを見て、演奏する曲ごとに楽器の編成を確認し、楽団にない特殊楽器は借り出しの手配を行います
オーケストラの配置図面を作成し、会場の舞台担当者や楽譜の準備を行う「ライブラリアン」と打ち合わせをします。観客に感動してもらえるステージをみんなで作り上げます
・演目に合わせてオーケストラの配置を変更します
▽[道具]楽器運搬トラックの秘密
楽器は高温や低温の環境に置いていると品質が落ちてしまいます。高価な楽器を守るために楽器を運搬するトラックの荷台には断熱材が入れられています。そのためコントラバスや、ティンパニ、ハープといった大型の楽器も安全に運ぶことができます
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