■県内各地に広まる春のイベント 花を通じた活動「オープンガーデン」
英国から始まったとされる「オープンガーデン」。近年では日本各地で広がりを見せ、県内でも実施している場所が増えています。
●自慢の庭を見てもらいたい庭主と花好きの人との交流活動の場に
オープンガーデンは花や庭の愛好家などが手入れしている庭を一定期間、一般に公開することで、花や「ガーデン」に興味がある人同士が交流を図るイベントです。玉村町では、玉村町華倶楽部(はなくらぶ)と協働し、毎年5月に町内のオープンガーデンの場所と見頃を紹介した地図を作成・配布しています。
・オープンガーデンで公開している庭。モルタル造形との調和も見どころ
・さまざまな色彩の花々に癒やされます
取材協力:玉村町華倶楽部 会長 新井昌子(あらいまさこ)さん
花や庭の好きな方々と交流し、花と緑で満たされる町を目指して、オープンガーデンの運営や花関連の講座を開催
ガーデン観賞の注意点:
・「クローズ」の看板が出ている時は見学できません
・家の中やトイレなどプライベートな場所には入れません
・決められた駐車場所以外の駐車は控えましょう
・樹木や花に触れる、抜き取るなどの行為は絶対にやめましょう
※その他決められたルールを守って観賞しましょう
●ナノハナ
黄色のじゅうたんのようなナノハナの絶景
見頃:4月中旬〜5月上旬
▽3 鹿田山フットパス
場所:みどり市笠懸町鹿
岩宿遺跡近くのなだらかな丘陵にあるナノハナ畑は、見頃になると一面が黄色に染まり、赤城山との競演を楽しめます。周辺にはウッドチップが敷かれ、ハイキングにもお勧めです
ここに注目…6月頃に菜種を収穫して「鹿田山菜たね油」として販売しています
●ネモフィラ・ナノハナ
青色のネモフィラと黄色のナノハナの競演
見頃:4月中旬〜5月上旬
▽4 鼻高展望花の丘
場所:高崎市鼻高町1400
上毛三山を見渡す観音山の広陵地にナノハナ約30万本、ネモフィラ約70万本の他、色とりどりのパンジーやルピナスなど、春の花々が競うように咲き誇る光景は圧巻の一言です
ここに注目…見頃時期に「菜の花祭り」を開催。花の迷路や農産物直売(土・日曜日、祝日のみ)もあります
●バラ
優雅な香りで魅了する約600種7千株のバラ
見頃:5月上旬〜6月上旬
▽5 敷島公園 門倉テクノばら園
場所:前橋市敷島町262
前橋の「市の花」でもあるバラを園内に約600種7千株植栽。世界各国の殿堂入りのバラや、成長ごとに色の変化が楽しめる前橋市オリジナルのバラ「あかぎの輝き」などが観賞できます
ここに注目…春の祭り期間中に行われる幻想的なライトアップも見どころです
●アジサイ
歴史を感じる寺社に映える
色とりどりのアジサイ
見頃:6月上旬〜中旬
▽6 曹源寺(そうげんじ) さざえ堂
場所:太田市東今泉町165
国の重要文化財。3階造りのお堂の中には計100体の観音を安置しており、一方通行で参拝できる珍しい寺院。多くのアジサイがあることから「群馬のアジサイ寺」とも呼ばれています
ここに注目…現存する最大規模のさざえ堂(らせん構造の仏堂)で日本三大さざえ堂の1つに数えられています
■今年秋にリニューアルオープン! ぐんまフラワーパークはこう変わる
●「Enjoy!(エンジョイ)花とあそぶ」をコンセプトに花のテーマパークがリニューアル
今年秋に、ぐんまフラワーパーク(新名称:Gunma Flower Park+(ぐんまフラワーパークプラス))は花に囲まれた上質な空間へと、生まれ変わります。園内では、中心となる花としてバラ、アジサイ、クレマチスをはじめ、四季折々の花や緑が楽しめます。また「Enjoy!花とあそぶ」をコンセプトに、花を「見る」だけでなく花や自然と「遊ぶ」体験型施設へとリニューアルします
▽リニューアルのポイント 多彩な体験を通して1日中楽しめる施設へ
雨天時でも楽しめるように、温室にはクモの巣のようなネット系アスレチックを設置。ブーケ作りなどの体験もできるようになります
■花の魅力を発信 ぐんま花の駅に行こう!
▽花の駅ってなんだろう?
県内に点在する18カ所の花と緑の施設を「ぐんま花の駅」として登録。県内の花の魅力を通じて、花観光の推進や地域振興、交流の場の拡大などの活動を行っています
・ぐんま花の駅の1つ、高崎白衣大観音(高崎市)
▽スタンプラリー開催中
ぐんま花の駅では各施設を巡るスタンプラリーを7月末まで開催しています。詳しくは登録施設で確認を
・登録施設やスタンプラリーについて、詳しくはこちらから(本紙掲載二次元コード参照)
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