-2024-
GUNMA
GOOD PERSON
■サッカー選手引退後に待っていたザスパ群馬の社長代行兼GM
地元群馬のクラブチームでプロサッカー選手を終えたいと願っていた細貝萌さん。ザスパ群馬で3シーズン半プレーした後、待っていたのは想像を超えるオファーでした。
ザスパ群馬 社長代行兼GM
細貝萌(ほそがいはじめ)さん
PROFILE:昭和61年生まれ、前橋市出身。前橋育英高校を卒業後、平成17年に浦和レッズに入団しプロサッカー選手となる。20年には北京五輪に日本代表として出場。23年からはドイツのヘルタ・ベルリンをはじめ、柏レイソルなどのクラブチームで活躍する。令和3年から生まれ故郷のクラブチーム、ザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)に所属。6年に引退後、7年からザスパ群馬の社長代行兼GMとなる
▽サッカー人生のベースは群馬 ザスパと同じ年にJリーグデビュー
幼い頃、3つ年上の双子の兄たちが入っていたサッカークラブについて行ったのがサッカーを始めたきっかけです。小学校入学と同時に兄と同じサッカークラブに入り、前橋育英高校に進学しました。高校卒業後、プロサッカー選手として浦和レッズに入団するまで群馬で育ったので、群馬にサッカー人生の基礎を作ってもらったという思いがあります。また自分がプロになったのと同じ時期にザスパがJリーグに参入したこともあり、ザスパのことはどこか同期のような思いでいつも気になっていました。
▽最後は群馬のチームでプレーしたい サッカー人生で初めての逆オファー
浦和レッズからドイツ、トルコ、柏レイソル、タイと海外を中心にプレーしていましたが、年齢を重ねるにつれて最後は地元の群馬でプレーしたいという気持ちが大きくなっていきました。とはいえ、チーム移籍は自分だけでどうにかなるものではありません。それでも代理人に群馬でプレーしたい意志を伝え、自分から逆オファーしました。最初は条件面が合わないとチームに断られましたが、このタイミングを逃したら戻れないと思い、条件ではなく気持ちを伝え、ようやくザスパへの加入が決まりました。
▽選手から一転、社長代行兼GMへ 地元への恩返しの第2章が始まる
令和3年にザスパへ加入し、昨年プロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打ちました。引退と同時にクラブチームからは、クラブ経営のトップである社長代行と、強化部門のトップであるゼネラルマネージャー(GM、強化責任者)を兼務してほしいと打診を受けました。引退後も自分を育ててくれた地元群馬のサッカーに、何かしらの形で貢献したいとは思っていたのですが、こんな形で恩返しができるとは思ってもみませんでした。今年はJ3からどうやって上がっていくか、すごく重要なシーズンになります。クラブが良い方向に向かっていけるよう、自分にできることを精一杯やっていきます。応援よろしくお願いします!
●マイグッドぐんま
ザスパ群馬の新練習場
昨年5月に誕生した練習拠点・GCCザスパーク(前橋市ローズタウンサッカー場)はJリーグ屈指の設備を誇り、レストランやカフェなども併設されています。地域交流の場としても、ぜひ遊びに来てください
・GCCザスパークでは、ユース世代のサッカー教室である「アカデミー」の選手育成にも力を入れています (C)THESPA
場所:前橋市富田町1674の8
・ザスパ群馬をはじめ、今までの選手経験全てをチームの運営に生かし、地元に愛されるチーム作りを目指す (C)THESPA
・中央にしっかりとした柱を構えるため、まずは「アカデミー」からトップチームまでの土台作りに取り組みたいと話す細貝さん
▽直筆サイン色紙をプレゼント!
細貝萌さんの直筆サイン色紙を「ぐんま広報」8ページのクロスワードパズル正解者の中から1人にプレゼント!
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