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自治体の皆さまへ

〔男性も女性も活躍中〕地域の絆で地元を守る消防団員

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群馬県前橋市

大切な人やまちを守るため、地域住民がボランティアで活動する防災組織・消防団。団員は本業を持ちながら、火災や台風、豪雨、地震発生時には先頭に立って地域を守る防災リーダーです。
市消防団は市内20個の分団で構成し、5月1日現在、1,108人が活動しています。入団対象は市内在住・在勤・在学の18歳以上で心身ともに健康な人。資格や経験は必要ありません。また、出動報酬や消防ポンプ自動車に必要な免許費用助成など、福利厚生も充実。自営業やサラリーマン、学校の先生、自治体職員など、さまざまな業種の人が活躍しています。男性の仕事というイメージが強い中、女性の入団も増え、女性が活躍する男女参画の場としての認知度も高まっています。女性消防団員の中には、主婦や学生も。昨年度は本市消防団で初の夫婦消防団員も誕生しました。

■消防団第13分団3部 内山大輔さん・明子さん
地域貢献の場として消防団を選び、現在は火災予防啓発活動や広報活動など、より一層地域に根付いた消防団を目指し、積極的に活動している内山大輔さん・明子さん夫妻。駒形町を担当する部に所属し、地域の暮らしを守るため活動しています。

Q:入団希望の問い合わせをした明子さん。入団を決めたきっかけはなんですか。
明子さん:当時は、生まれたての子どもの育児などで忙しい毎日を送っていましたが、地域に貢献できることはないかと考えていたときに、たまたまテレビで消防団を紹介する番組を見て、入団を考えました。また、息子が他市の消防士ということもあり、もともと興味がありました。ただ、引っ越してきたばかりで周囲に知り合いも少なく不安もあった中、以前、他市で消防団員経験があった夫が、「家事や育児を二人で分担すれば、消防団活動が続けられるよ」と背中を押してくれ入団を決めました。その後、地元の消防団の人に会った時に、「旦那さんと一緒に入団してみては」と誘われ、「二人で自分たちのまちを守るために頑張ってみよう」と、夫婦での入団を決めました。

Q:生まれたての子どもがいるとのことですが、いざ出動となった時はどうしていますか。
大輔さん:幸い、実際に火災などの災害出動はありませんが、出動となった場合には交代で出動するなど、臨機応変に協力して活動しようと決めています。

Q:地域を守る立場の消防団員になったことで、入団前と比較して変化はありますか。
大輔さん:昨年末、消防団の歳末特別警戒で、消防車に乗って警鐘を鳴らしながら市民への火災予防啓発活動をしました。消防団員として消防車に乗ることが自分自身への火災予防啓発にもつながると感じ、地域のために頑張ろうと、より意識が高まりました。

Q:今後の活動への抱負を聞かせてください。
明子さん:私たちが所属する部の担当区域は、大きな住宅地を抱え、高齢者の人も多く住んでいます。今後も継続した火災予防広報をしながら、市民の命を守るため、救命講習にも取り組みたいです。そして何より、消防団員として夫婦で力を合わせて地域防災に貢献したいです。

■消防団員を募集しています!
ーこんな人にお薦め!ー
・地域のために何かしたい!地元愛のある人
・男女問わず活躍できる場がほしい
・仕事以外のやりがいを見つけたい
・地域にもっと溶け込んで仲間を増やしたい
・防災に関する知識を学び、そして広めたい

問合せ:消防局総務課
【電話】027-220-4504

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