いきいきまえばし人

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■赤城山の自然を活力に
赤城山らんたん祭り副実行委員長
藤生真稔さん・30歳(富士見町赤城山)

昨年8月に赤城大沼湖畔で開催した赤城山らんたん祭り。同実行委員会に若者の思考を取り入れたいという意向から、湖畔で飲食店を営む藤生さんが副実行委員長に抜てきされた。
「小学生から店の手伝いをしていて、観光客が年々減少する様子を見ていました。そのため、将来は地元で働かず、英語の先生を目指してオーストラリアへ留学しました」
現地では、多様な人種の人とネイチャーアクティビティを体験することが多かったという藤生さん。この経験がきっかけとなり、帰国後、段々と赤城山の自然の魅力に惹かれていった。
「県内の友人には、赤城山の存在と魅力を知らない人もいるので、他市町村とも連携して、赤城山を含めて一体的に群馬県を知ってほしい」そう語る藤生さんの思いが実現し、台湾と交流のあるみなかみ町と連携。昨年、らんたんを使用した祭りを初開催した。
「当日はたくさんの人でにぎわい、予想外の反響がありました。反省点もありましたが、今年の祭りに生かして、プラスに転じていきたいです。らんたん祭りをきっかけに赤城山に興味を持つ人々が増えて、キャンプや、アクティビティをしに来てほしいし、ビジネスチャンスなどにつながる環境作りもしていきたいですね」と思いを語る藤生さん。赤城山の自然を活力に、藤生さんの挑戦は続く。