いきいきまえばし人

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■新たな群馬名物が誕生
うまいもん甲子園で優勝
山崎歩乃莉さん・17歳
宮嶋春佳さん・17歳
阿久沢良奈さん・18歳
勢多農林高3年

オリジナルメニューを競う高校生の料理コンテスト「ご当地!絶品うまいもん甲子園」で優勝した勢多農林高の3人。「群馬のお好(この)そば焼き」で全国79校304チームの頂点に立った。
「結果を聞き最初は驚きました。7月頃からみんなで頑張ってきた成果が報われてうれしかったです」と阿久沢さん。
野菜やこんにゃく、豚肉をお好み焼きの生地で包み、太田焼きそばを乗せてワッフル焼き器でプレス。焼きまんじゅうのみそだれで仕上げたのが群馬のお好そば焼きだ。
「群馬県産にこだわった点が一番のポイントです」とリーダーの宮嶋さん。前橋産の豚肉のほか、下仁田こんにゃくやネギ、ヤマトイモ、スイートコーン、枝豆、キャベツなどを使用。食べた時の食感や見た目が分かりやすい点が審査員に評価されたという。
メニューをアピールする1分間のプレゼンテーションも工夫した。
「お祭りの屋台で販売したいと思い開発したので、八木節の笛を吹き、バナナの叩き売りを参考にプレゼンしました」と山崎さん。法被を着て、はりせんなどの小道具を使い、抑揚のある口上で審査員を惹きつけた。
スーパーと連携した商品化の話も進行中。3人の地元愛にあふれたアイデアで、群馬の新たなご当地グルメが誕生しようとしている。