■選手と一緒にいい試合を作り出す
日本バドミントン協会審判部会 国際事業担当グループ長
坂本恵美さん・50歳 下新田町
パリ五輪のバドミントン競技で日本人女性初の審判を務めた坂本さん。小3から大学まで選手を続け、教師になってからはバドミントン部の顧問となり、国内審判の資格を取得した。
「平成23年に国際審判員養成セミナーに参加し、平成24年にアジア認定審判員、平成30年に世界バドミントン連盟(BWF)の国際審判員資格を取得しました」
昨年7月、BWFからパリ五輪の審判に指名され、国際試合で経験を積むため高校教諭を退職した。
「指名され驚きましたが、国際審判員になったからには五輪に行かなくてはという使命感がありました」
パリ五輪では16試合で審判を務め、一試合一試合大事に取り組んだという。
「審判は点数を数えるだけでなく、選手のどちらかが不利にならないように制御するマッチコントロールが重要。正しい判断ができるようにルールはもちろんですが、判断力を高めるために色々なケースを動画などで日々学んでいます」
現在は教諭として勤務していた伊勢崎清明高の部活動指導員としても活動している坂本さん。
「バドミントンは駆け引きをして相手をどう崩していくかが大事な競技。点差が離れていても逆転することも。フィジカルだけでなくメンタルも大事なスポーツです」と魅力を語った。
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