■映画に潜む社会課題意識して
まえばし☆みんなのえいがさい〜インクルーシブシネマフェス2024〜実行委員
日沼大樹さん・38歳(元総社町)
12月3日(火)から9日(月)の障害者週間に合わせて、12月7日(土)から20日(金)まで開催される、まえばし☆みんなのえいがさい〜インクルーシブシネマフェス2024。
「障害の有無に関わらず、みんなが楽しめる映画祭。映画にある社会課題を考えながら、楽しんで見てほしいです」と実行委員の日沼さんは語る。
前橋シネマハウスの支配人を務める日沼さん。社会課題を取り扱い、問題提起する映画は多く存在し、日沼さんも好んで見るという。自身が支配人となったきっかけは、本映画祭でも上映する「ぼくが生きてる、ふたつの世界」を手掛けた監督の作品「きみはいい子」に感銘を受けたこと。
「児童虐待などを題材とした映画。現実に自分たちの周りで起きていることと意識して見てほしいです。ショッキングな映像と一緒に見ることで、もっと意識すると思います」
ある時、前橋市から障害者のことをもっと知ってもらうための上映会をして欲しいと相談があった。思いが合致し、今回の映画祭の開催が実現した。
「上映する15作品から学ぶことはさまざまあると思います。更に、手話通訳つきのトークイベントやお菓子の販売などもあるため、ぜひ見に来てほしいです」と楽しそうに語ってくれた日沼さんの今後の活躍に期待したい。
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