■子宮頸がんを予防するワクチン
「がん」なんて自分には関係ないと思っていませんか。日本人女性の70~80人に一人が子宮頸けいがんになります。つまり女子校なら、2クラスに1人はかかる計算です。30歳代までに子宮頸がんの治療によって妊娠できなくなる人が日本で毎年約1,000人います。想像していたよりも多くありませんか。
子宮頸がんの原因の95%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)です。HPVは性交渉を介してヒトからヒトへ感染します。女性の多くが一生のうちに1度は感染するといわれる、ありふれたウイルスです。ウイルス感染が原因の子宮頸がんは、ワクチンで予防ができます。小6~高1の人は、公費で子宮頸がんワクチンが打てます。忙しくても後回しにせず、自分の体のために接種を早めに計画しましょう。
前橋市医師会 徳永真理
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