いきいきまえばし人

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■学生と互いに話し合い夢の舞台へ
育英大レスリング部監督
柳川美麿さん・48歳(緑が丘町)

育英大レスリング部監督として、2人の選手をパリオリンピック内定へ導いた柳川さん。
「レスリングは小学生の時に始めました。高校はアメリカに留学したため、レスリングはシーズン制の部活動でやった程度でしたが、帰国後は体育大でオリンピック出場を目指しました」
大学卒業後は、元々志望していた教員を志し、大学院の教育学研究科へ進学した。
「そこから、研究を深めるため同大学院の医学系研究科へ進学して、「レスリングの減量と脂肪細胞から分泌されるホルモン細胞について」といったテーマで、6・7年研究をしました」
医学博士となった後は、育英短期大で念願の教員を務めた。そこで育英大開学に携わったことをきっかけにレスリング部を設置。開設6年目を迎える。
指導について、今は新しい時代だと話す柳川さん。
「教員と学生の関係は縦ではなく、互いに話し合いながら進めるのが今の教育。学生が聞きやすい・話しやすい環境作りを心掛けています。ただ、自分たちは勝つことが目標。技術や知識だけでは勝ちきれない。練習量や根性も必ず必要です。そのためにも人間関係の構築は大切。朝食は毎日一緒に取って、ほとんど毎日一緒にいて見ているからこそ言えることを言って、厳しいことを課しています」
豊富な知識を武器に、選手とともに夢の舞台へ挑んでいる。